ASEAN10カ国のうち、現在6カ国に証券取引所があります。
設立順にいいますと、(意外な事に?)フィリピンが最も古く戦前の1927年の設立です。
次がタイの1963年。マレーシアとシンガポールは元々同根で1973年。続いてインドネシアが1977年。
そして暫く時を経て2000年にベトナムがホーチミン証券取引所を開設(ハノイ証券取引所は2005年開設)し、現在計6カ国となっています。
尚、カンボジアとラオスが、今年2010年中の証券取引所開設を計画しておりますので、仮にそれが実現されると8カ国になります。
ただ、ASEANの各取引所規模は日米欧先進国市場あるいは中国、インド、ブラジルといった新興大国とは較べるまでもなく、韓国や台湾といった他の東アジア市場と較べても未だ大きく見劣りするのが現状です。
因みに、WFE(国際取引所連合)http://www.world-exchanges.org/ のデータによりますと、09年末現在のWFE加盟52取引所に上場されている企業総数は約4万5千社で、その時価総額合計(USドル換算)は約47兆ドルとなっています。
主要取引所(時価総額上位10取引所)別内訳は、以下の通り。
尚、ベトナムを除くASEANの主要5取引所別内訳は以下の通り。
ASEANの個々の取引所規模は小さなものではありますが、こうやってASEAN全体として合計してみますと、時価総額で全世界の3%(インド/Bombay SE、ブラジル/BM&FBOVESPAと同規模)、上場企業数では7%(日本の東証1部・2部・マザーズ合計の2335社を上回る2913社)を占めますので、それなりのサイズとは言えそうです。
又、少々乱暴な計算ではありますが、時価総額を上場企業数で単純に割った一社当り時価総額単純平均を見てみますと、ニューヨーク証券取引所(あるいはブラジル/BM&FBOVESPA)には、いかに大型株が多いかが見て取れるように、ASEANは(インド/Bombay SE同様)いかに小型株が多いかがお分かりになろうかと思います。

