東京海洋大チーム、「マリリンカップ」2位
過去最高の好成績をたたき出す
昨日のにわかトーレーニングでエイク(オール)捌きを教わるが、その慣れない動きのせいで、今朝は起床した時から、ものすごい筋肉痛に見舞われている。
泣きを言ってもカッコ悪いので、無言で支度と朝食を済ませ、海洋大チームの漕ぎ手9人と合流する。
定刻10時30分スタート。
いきなりスピード全開で一斉にエイク入水。
海上微風なるも、帆が2本大きく張られ、エイクが大自然からのエネルギーを受けて快調にピッチを重ねる。
ドンドン加速し、自分らがトビウオになって水面を鋭角で跳ねるような感覚になった。
燦々と降り注ぐ日光。
海水しぶきが心地よい。
船の揺れに酔う者は一人もいない。
サバニ船初搭乗の僕でさえ、船酔いは皆無だった。
興奮と気合いとで、アドレナリンがほとばしり、船酔いどころではなかった。
そのまんまの勢いで11時30分ゴール。
結果は冒頭のとおり。
全員、全力を出し切る。
トップとの差も僅かだった。
そして、悔しさは微塵も無かった。
無事仕事をやり終えた安堵感だけだった。
もう、十分満足した。
早く家に帰りたい。
もう、座間味も、サバニも、クルーの面々もお腹一杯になった。
そして、明日(日)は、本戦「座間味サバニレース」。
沖縄本島地方は、昨日も今日もピーカン好天気で、風もなく、ひたすら気温と湿度が高止まり。
ハドレー循環の高緯度下降ラインである亜熱帯高圧帯そのまんまの気象情況である。
明日の海上コンディションも、予報では今日と一緒だと言ってる。
今日みたいな海になるに違いない。
で、明日僕はサバニレースには出ない。
伴走船⛴️にも乗らない。
勿論いかなるアシストの手伝いもしない。
今日、僕は那覇に戻ることにした。
帰るのだ。
マリリンカップをフィニッシュして2位になった興奮の余韻をフィニッシュ地点の古座間味ビーチに置いてけ堀にした。
僕は、15時発のフェリー座間味に慌ただしく乗る。
那覇で一泊し、明日の便で空路那覇から羽田に帰ることにした。
短い座間味にいた想い出は、amebloのこの記事で終わらす。
正直、…………あ、やめとこう。愚痴になる。
サバニは、今回で卒業する。
もう、来年以降の出場もない。
サバニは、これで全部わかった。(ということにしよう)
だから、終わりにする。
また、明日から新しいものを探す。
文芸活動に可能性を探ってみる。
その方が、自分らしい。
最初からわかりきったことだったのに……………

さらばサバニ
さらば座間味島
さらば…………









