月曜まで富士山の山の裾にある山中湖に仕事で行ってたので、東京の花粉が目にしみるの何のって…。
仕事って言っても、公演じゃなくて学生の謡・仕舞の稽古を付けてきました。
万三郎先生は日本大学の能楽サークル(以下、日大能研)の学生に稽古を付けています。僕もそのお手伝いと言うことで、たまに学生に稽古をしています。
毎年春休みと夏休みを利用して、泊まりがけで合宿をするのが日大能研の伝統です。今回の春合宿は山中湖の平野という所でした。
いつも合宿は万三郎先生ではなく、僕のような内弟子が先生として派遣されます。
日大の合宿の朝は早いのです。
朝6時30分から朝稽古があります。稽古と言ってもみんなで素謡(能の謡の部分だけ)を謡います。これが結構きつい…。ただ、声の出しにくい朝に謡を謡うのは自分にとってもイイ稽古なので、毎年学生と一緒に自分も謡っています。
朝食後は朝のお稽古です。
今回お世話になった「平野旅館」さんには畳敷きの広い広間があったので、ここで舞のお稽古や謡の稽古を見ていきます。
昼食後も少しの休憩を挟んで学生のお稽古です。午前中に謡を見たら、午後は舞を見ると言った風にメニューを変えての稽古です。
今回は参加人数が少なかったので、教える方は楽でしたが、学生さんが多いときはお茶を飲む隙もなく、代わる代わる稽古を見たものです。
夕食も一緒に学生さんと食べて…
夕食後の楽しみと言えば…
やっぱりお風呂っしょ?(笑)
露天風呂も完備!!
でも、今回は女の子の学生さんしか合宿に参加できなくて、男は僕一人…。
一人で入る大浴場ほど寂しいものはございません。
やっぱり
「お前、どの子と付き合ってんだよ~?」
とか、
「新入生はどんな女の子に入部して欲しい?」
とか、色々話したかったのに…(涙)
ひとり寂しく風呂に入った後は、コンパなるものがありまして…。と言っても、学生と呑んで話すだけなんですがね。
ただその終わりが大体12時過ぎるんですよ。
そして、みなさん思い出してください。翌朝6時半から早朝稽古ですよ。
本当に体力を消耗してしまいます。
学生にとっても、先生にとっても『合宿』なのでした~
о(ж>▽<)y ☆