不甲斐なくて面目ない | 能役者青木健一のお稽古日記。

能役者青木健一のお稽古日記。

能役者、観世流青木健一(梅若研能会所属)の日々の活動や能に対する想いを記すお稽古日記。

父一郎からの教え、芸大在学時の先生方からの芸談等を更新。

最近、歌を大声で歌いながら自転車に乗っている人によく遭遇する。夜遅くにほろ酔い加減で歌う人ばかりかというとそうでもない。ついさっき外を歩いていると後方から歌いながら通り過ぎる人もいたし…。


大声で歌いながら自転車に乗ると気持ちがよいのだろうか?今度試してみよう。まぁ、もっとも僕の場合は「謡」になってしまいそうだけど(笑)




そんな事はさて置き、昨日は日大生の稽古日でした。部員のほとんどが稽古に来られたので、終わったのが9時!

終わってから一緒に稽古を付けていたK先輩と日大生と僕とで晩ご飯を食べに行きました。幡ヶ谷のお好み焼き屋に入り、全員で8名だったので4名ずつ2テーブルに別れて座りました。



まぁ、楽しく始まった訳ですが、中盤から後半にかけて「将来どんな仕事したい?」って言う話になりました。それもそのはず、僕のテーブルは3年生が2名。そりゃ~就活迫ってるから話題になるわけです。



歳はそんなに変わらないですが、ここは人生の先輩として的確なアドバイスを…といきたかったのですが、何せ生まれた瞬間に職業が決まったような僕。中学生の頃から研能会例会に出勤はしていたけれども、これと言ってバイトもしていないし…。




「社会経験ゼロ」の僕には話を聞くぐらいしか出来ませんでした。不甲斐なくて面目ない、と思いながら帰宅するのでした。