私の父方の親族一同は、私の父親だけ上京して、埼玉県で所帯を持ったので、ほぼ、全員が、福島県内に、住んでいました。
それと言うのも、何百年も前から続く福島県内の武家で、あり、戦前は、所謂士族で、毎日、毎日、藩主と接するようなランクの、かたっくるしい藩士の家系なので、福島県内に領地があり、先祖が守り続けた福島県から、出るなんて、まず、発想がないんです。
こんなこと言うと、大抵の方は、「家柄の、自慢」と勘違いされますが、実際は、お墓も守らなきゃないし、政治家には勝手に担ぎ上げられるし…。しがらみだらけで、実は自由が少ないんです。
だから、福島を捨てるなんて有り得ない。
でも、私は長男の娘で、初孫だったので、ランドセルも、七五三のお着物も、みんな、滅茶苦茶高いのを、親類が、買ってくれた。みんなで、大切にする、風習なんです。
そして、ひよこ、とか、東京土産を買っていくと、ばあちゃんは、まだ、お金がよくわからなかった私に、埼玉に帰る車に乗る直前に、ピン札で、二万円くらいをお花紙に包んで、「これ、せんべつだよ。ママに渡すんだよ」と、ギュッと握り締めさせてくれた。
大病を煩い、すっかり貧乏になってしまっているはずなのに…。
東北の方々は、とにかく、強い。耐えられそうにないことでも、「大丈夫だから」と、自分たちで、なんとかしてしまおうとする。
東北の皆様には、がんばってほしいけど、がんばり過ぎないで、と言いたい今日この頃です。
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