アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐, 藤井丈司, 大谷幸
タイトル: KAMAKURA

 当初1985年の7月に発売予定とされていましたが、延期、延期で9月になった記憶があります。高校生だった私は文化祭そっちのけで予約したレコード屋(CDショップではありません)に走って取りに行きました。
 テレビCMは明石家さんまがナレーションを担当。「国民待望の2枚組」という台詞は、まさにファンの気持ちを代弁したものでした。このCMのギャラは「CDウォークマン」1個だったとサザン・デビュー20周年のテレビ番組で明石家さんま自身が告白してましたね(ほんまかいな)。

Computer Children
 富士通のパソコンのCMでかかってました(その前に仮唄状態で電話機のCMでかかってたらしいのですが、それは記憶にありません)。タイトルからして、このアルバムを象徴する作品ですが、最初にレコード(あくまでもCDじゃありません)に針を落としたあとに聴こえるこの曲のイントロは、当時「衝撃」以外に表現のしようがないものでした。
 歌詞は後の「01 MESSENGER」に通じるものがあると思うのですが、

 外で遊べない Computer-Child
 Oh, yeah Don't be wrong!! Don't be wrong!!

と現代の「ネット依存症」などへの警告ともとれる表現が出てきており、桑田佳祐の優れた先見性を発揮しています。この人、パソコンぜんぜん使えないんですけどねぇ・・・(笑)。

真昼の情景(このせまい野原いっぱい)
 パーカッションを効果的に取り入れているアフリカン・ビートのナンバーですが、歌詞は結構エッチだと思っているのは、私だけでしょうか?

古戦場で濡れん坊は昭和のHERO
 7/8拍子なんですね(というより3拍+4拍の繰り返しという感じ)。古戦場とは、稲村ヶ崎のことなんでしょう。「君の入江に立つよ」って上手いエッチ表現ですね。全体的に歌詞は「日本的エロティシズム」が漂ってて、アルバムの中でも割と好きな曲です。

欲しくて欲しくてたまらない
 個人的には本作の中でベスト・トラックです。コンピュータの影響が強い作品が多い中で、バンド演奏を前提にしたR&B調の渋い楽曲。ライブでも割とよく演奏されます。途中の転調、ラストにジャジーなウォーキング・ベースでフェイドアウト、と1曲で結構お腹一杯になります。


 シンセサイザーを主体としたポップ・ナンバーですが、桑田佳祐の自分の顔に対するコンプレックスを歌ったのでしょうか?

 このアルバムを一言で言えば、「濃い」のです。サウンドが全体的に重厚であること、様々な曲調、リズムを取り入れ、聴き所たっぷりです。当時2枚組でこの内容というのは、画期的で驚異的なものでした(今聴くとそれほどでもないですが)。
 一方で、「このアルバムを聴くと疲れる」という知人の意見もありました。1曲1曲が緻密に仕上げ過ぎてる反面、アルバムとしてのまとまりに欠けるという人もいるでしょう。サザンを代表する名盤ではありますが、賛否両論という作品なんですかね。
 そういえば小室哲哉が自分のテレビ番組で桑田佳祐と対談したとき、このアルバムがサザンで一番好きだと言ってましたね。発売当時、TMネットワークというシンセ・サウンドの権化みたいなグループに所属していた彼が言うのですから、その衝撃が如何に多大なものだったかが判断できるでしょう。


アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐
タイトル: メロディ

 これも「Bye Bye My Love」のB面と同じく、日本武道館でのライブ録音ですね。まあこの曲はライブでは非常に盛り上がる曲なのですが、この頃の桑田佳祐は客の煽り方が凄くて好きなんですけど、大人になっちゃいましたね、最近のライブは。「サザンのライブ音源ベスト」みたいな企画アルバムでませんかね。もちろん音源はDVD化されていない、なるべく古いものを希望します。


アーティスト: サザンオールスターズ, 桑田佳祐, リアル・フィッシュ, 八木正生
タイトル: Bye Bye My Love

 アルバム「人気者で行こう」のラストに収められているナンバーのライブ・ヴァージョンです。「サザンオールスターズLIVE大衆音楽取締法違反“やっぱりアイツはクロだった!”実刑判決2月まで」というツアーのラストで歌われてたものでしょうね。
 John Lennon のことを歌っているわけですが、何故ジャズ調なのでしょうか。作曲は「ステレオ太陽族」のところで登場した八木正生との共作という珍しい曲ですね。
 サザンのライブ録音がレコード化(まだCDシングルは無かったから)されたのは、これが初めてですが、サザンのライブ・アルバムってのも聴いてみたいですね。特に「茅ヶ崎ライブ」あたり。