これは昨年撮影した不思議な空。

「彩雲」と言うらしい。

撮影場所は、昨年10か月だけ在園していた仏教系幼稚園の駐車場。

 

この日の時点で、幼稚園は退園することに決まっていた。

ある意味清々しい気持ちでいた日だった。

 

この雲は、仏教的な意味合いもあるらしい。

 

この幼稚園はお寺が運営する園で、本当に色んな意味で恐怖の園だった。

うちは神道であるが、仏教に対して悪く思ったことも無かった。

 

問題はいくつかあった。

保護者達が強烈なキャラばかりで、圧倒される雰囲気、忙しいんだか暇なんだかわからない、どんな生活を送っているかも想像つかないご様子の保護者であふれていた。

まともに話をが出来たと思ったら、「ご主人のお仕事は?何系?都内?」「園の活動費高いけど、払えそう?」とマウントなのかハラスメントなのか、不愉快な質問をぶつけてくる保護者ばかりだった。

 

更には、園長のお顔が私には般若面にしか見えないという恐怖。

そして幼稚園の周辺に近づくと悪寒を感じる、誰もいない門に向かう通路(横は墓地)に視線と気配を感じ、細い抜け道(今思えば、霊道)に、小さな御婆さんの影を見て以来、「いる」と確信。

 

送迎直後は吐き気と頭痛、背中や肩の凝りを感じ、心身に異常を感じていた。

 

退園するかしないか決断を迫られている時、遠くに住む母から手紙が届き、

「あんた大丈夫か?この前、道端にいる悪霊の夢を見た。形は黒くて丸くて複数。道の端っこに点々とある」

と報告。

 

母は昔から霊感が強く、私が見た夢や事象を伝えなくても、母に伝わっていることがよくある。

私が泣いていると、母から着信が来るとか、結構すごい霊感の持ち主。

 

これが親子のつながりなのでしょうか。毒親だったけど、この点はすごいと思う。

 

母からの手紙を読み、これは確実に幼稚園から何か連れてきていると確信し神社に除霊に行った。

 

除霊して帰宅した日の夕方、私だけ深夜まで車から出られず、家に入れなかった。

感情は、ひたすら「泣く」のみ。

あと強烈な眠気。

 

多分、悪霊が神社でご祈祷してもらったお札を祭る家に入りたくなかったのだ。

夫に、「憑かれてるかも。除霊のお札を車に持ってきて」とLINEして、ようやく深夜の丑三つ時にフラフラの状態で家の中に入れた。

これが「憑かれるってやつか」と。

怖いねぇ。

ほんと、晴れているのに薄暗く見える場所は、決して近づかない方が良い。

 

 

で、話は戻り、この雲は、退園が決まっていた時に出現したもの。

しかも、私たちの頭上に。

周りには誰もいなかった。

私たち家族だけ。

そうか、仏様が子供たちを優しく送り出してくれたと、良い方向に解釈しよう。