2003年6月30日
ルート
赤岳山荘P→赤岳鉱泉→硫黄岳→横岳→赤岳
→阿弥陀岳→行者小屋→赤岳山荘P
早朝に赤岳山荘の駐車場入り
身支度をして林道を歩き出し
北沢の橋を渡れば直ぐに美濃戸山荘
その先で南沢の道を分けて
更に林道を一頻り辿ると堰堤広場
ここから漸く登山道が始まる
道は北沢沿いに続き
野草たちを愛でながらの登行となる
最初の休憩ポイント赤岳鉱泉で一休みして
赤岩の頭方面へと向かう
道は樹林の中に続きジョウゴ沢を過ぎると
いよいよ急登道が始まる
ジグを切りながら一頻り登り上げると
8:51
赤茶けたザレが広がる赤岩の頭へと辿り着く
見上げれば目指す硫黄岳が間近に望めて
その後に向かう横岳や赤岳が
靄の中にぼんやりと見える
時期的に湿度の高い季節
確りとしたガスではない曖昧な水滴が
こんな景色を見せてくれたのかも知れない
硫黄岳への道を辿る
高山植物たちは其々に咲き誇って
今が見頃の花日和
北方に目を向ければ
天狗岳の双峰が均整のとれた姿を見せて
左手前方を見やれば
硫黄岳の爆裂火口壁が迫力で迫ってくる
9:22
だだっ広い硫黄岳山頂へと辿り着く
山頂からは緩やかな下り道
途中、幾つものケルンが現れる
ガスった時の道標なのだろう
大ダルミへ下ると硫黄岳山荘
周辺の砂ザレ地には
ウルップソウやコマクサが見られて
いよいよ横岳への登り返し
とは言っても台座ノ頭辺りまでは
砂ザレ道の緩やかな登りが続く
そんな道も
前方に大同心が見えてくる辺りから
険しさが増してきて
南八ヶ岳らしい厳しい登りとなる
ヤセ尾根道にクサリ場
結構緊張を強いられるが
何とか登り上げて
10:26
横岳山頂へと辿り着く
横岳稜線は花の道
高山植物たちが目を楽しませてくれる
ゴツゴツの岩場道を辿って三叉峰辺り
これから向かう赤岳を眺めれば
主峰の貫禄がひしひしと伝わってくる
岩稜道の険しい下り
ハシゴやクサリに縋りながら
11:29
何とか地蔵の頭までやって来た
辿ってきた横岳を振り返り
赤岳を見上げる
赤岳展望荘を過ぎると
いよいよ山頂直下の急登道
標高は2800mを超えて息も上がる
12:32
赤岳山頂へと辿り着く
ここは八ヶ岳きっての展望地なのだが
そんな写真は一枚も残ってない
撮らなかったのか削除してしまったのか?
あるのはチシマアマナの写真のみだった
山頂からキレット方面に下り
分岐点を阿弥陀岳方面へと進路をとる
ここは横岳同様に険しい岩場道
途中、文三郎道を右に分けた辺り
中岳越しに阿弥陀岳を仰ぎ見る
鞍部へ下り中岳へと登り返す
13:20
その中岳山頂へと辿り着く
ここから見上げる阿弥陀岳は
中々の迫力だ
再度、鞍部へ下り
いよいよ最後の上り阿弥陀岳へと登り返す
ここは思いの外急登道で
険しさも加わって
気の抜けない道だった
そんな道を何とか登り切って
14:02
阿弥陀岳山頂へと辿り着く
山頂からは八ヶ岳の南部の峰々を眺めて
辿ってきた赤岳も振り返る
さあ、後は下山するのみ
辿ってきた急な道を中岳鞍部まで戻り
行者小屋への道へと進路をとる
ジグを切りながらどんどん高度を落として
15:01
行者小屋へと辿り着く
見上げれば厳つい横岳と
赤岳西壁が仰ぎ見れる
ここからは南沢沿いの道
鬱蒼と茂るシラビソの森の中
苔生す林床に続く道を辿って
美濃戸山荘へと出れば後は林道歩き
重たい脚に疲労感を感じながら
無事に赤岳山荘の駐車場へと
辿り着いたのでした
南八ヶ岳四峰周回を日帰りで
当時は随分と体力があったものです
今となってはとても無理なプラン
一泊二日が良いところでしょうか