大沼から赤城黒檜山へ | 気ままにアウトドア

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2023年9月10日

 

 

行く山に困った時の赤城山です

今回は赤城山でも一番人気のコース

大沼から黒檜山へ登って駒ヶ岳経由で

大洞へ下りる周回コース

まだ残暑が厳しいですが

2000m以下の山を歩いてみました

 

 

 

 

 

 

今回は近場の山でショートコース

という事で

自宅を遅めに出発して

大沼の畔に着いたのが10時半過ぎ

ササっと身支度をして

10:43

駐車場を出発です

 

9月に入ったというのにまだまだ強い日差し

空には湿度の高い日に見られる

綿菓子のような積雲が浮かぶ

この時点で大沼湖畔の気温は26℃

下界の暑さに比べれば余程涼しいのですが

登山口へ向かう僅かな距離を歩くだけで

既に大粒の汗が噴き出してきた

 

10:45

その黒檜山登山口へやって来た

入口は鬱蒼と茂る広葉樹林帯

前回ここを訪れたのは今年の1月で

辺り一帯が真っ白な雪の季節

久々に訪れてみると

緑深い森が意外にも新鮮に感じる

 

 

 

登山口からいきなりの急登道

既に何度も上っている道なので

驚きはしないが

湿度が高く肌にまとわりつくような空気に

出だしから汗を絞られる

 

11:15

猫岩を通過する

ここはちょっとしたビューポイント

天気が良ければ富士山も望めるのだが

今日は大沼を挟んで対岸の

地蔵岳を望むのが精一杯だ

 

 

 

猫岩を過ぎても急なガレ道は続く

昨日は雷雨でもあったのか?

濡れた岩が嫌らしいフリクション

難しさは無いが

気を抜けば易しい道でもスリップは起こる

まあ、慎重に越した事はない

 

急登道を稜線の縦走路まで登り上げ

分岐点を北方へ向かえば

12:23

赤城山(黒檜山)山頂へ到着

ですが、今日は何時もの賑わいは無し

数人の登山者がいるだけでした

 

 

 

さては皆さん絶景スポットか?と

北側の絶景スポットへ行ってみるが

こちらも数人の登山者の姿があるだけ

如何やら今日は穴場的な日だったようです

 

その絶景スポットからの展望

何時もは上越国境稜線の峰々が

美しく望めるのですが

今日は間近の鈴ヶ岳のみでした

 

ここの木陰で手短にランチ休憩

9月だというのに

まだまだ木陰が有り難い気温

早く涼しくなって欲しいものです

 

 

 

絶景スポットから山頂へと引き返して

駒ヶ岳への縦走路を辿る

南側の絶景スポットに立ち寄ってみるが

こちらはガスで真っ白

何も見えない

 

急な木段道を鞍部へと下る

鞍部には珍しくタイアザミが一株

丹沢辺りでもそうだったが

このトゲトゲ具合を鹿は嫌がるらしく

食害から免れられるようだ

 

 

 

鞍部から緩っと登り返して

13:40

駒ヶ岳へと辿り着く

山頂から何時もの大沼を見下ろす

何時もの浅間山や四阿山の姿は無し

ここもやっぱり遠望は利かない

 

 

 

山頂から緩やか縦走路を辿る

赤城南部の小沼を見下ろせる地点では

タイミング悪く

すっかりガスに包まれてしまった

路傍のススキの穂が風にそよいでいて

秋が着実にやって来ている事を

感じさせてくれる

 

 

 

駒ヶ岳の肩まで下りて大洞への下降点

お馴染みの鉄階段を下って

ザレとガレの九十九折道

ここにも珍しくシラネアザミが一株

鹿の多い赤城山では

野草の類は期待出来ないのだが

こうして健気に花を咲かせる株を見つけると

野草好きとしては嬉しくなってしまう

 

 

 

14:29

大洞の駒ヶ岳登山口へと下りてきた

 

 

 

ここから駐車場まで車道歩き

相変わらず頭上には積雲が浮かび

肌にまとわりつくような暑さが支配する

ボート乗り場 赤城神社の前を通過して

14:47

駐車場へと戻って来れば

今回の周回コースは完結

 

人気の周回コースでしたが

今日は思いの外登山者が少なくて

静かな山旅が楽しめました