春の妖精 節分草 | 気ままにアウトドア

気ままにアウトドア

気の向くままに四季折々
  自然の中を流離う

2022年3月4日

 

 

例年、この時期になると

暖かい日が続くようになり

春めいた日には会いたくなるのが

春の妖精セツブンソウ

今年は節分草園と四阿屋山を絡めて

秩父の小鹿野町を訪れてみました

 

久しぶりの秩父方面

折角行くのですから皆野町の

”はしば”さんのお蕎麦も食べなければ

という事で開店時刻11時半に合わせて

遅めの時間に自宅を出発

行列のできるお蕎麦屋さんですが

然程待つこともなく

久しぶりに腰のある美味しいお蕎麦を

頂く事が出来ました

 

 

 

美味しいお蕎麦でお腹を満たしたところで

小鹿野町の節分草園へ

移動時間は車で30分ほどの場所

駐車場もちゃんと用意されていて

駐車率は3分の2ほどが埋まってる状態

見頃の週末という事で

そこそこの人で賑わってました

 

入園料(¥300)を支払って

園内に入ると

早速、愛らしいセツブンソウの姿が

目の前に現れる

「一年ぶりに逢えたね」

そう言葉をかけたくなる程の可愛らしさ

まるで恋焦がれた女性に漸く逢えた気分

やっぱり自分はこの花が好きなのだ

ま、そんな事は他所に置いといて

先ずはそのセツブンソウをご覧ください

 

 

園内には多くのカメラマンさん

皆さん立派なカメラをお持ちで

それぞれにファインダーを覗いてました

被写体としては難しい部類だと思うのですが

やはりこの可愛らしさは

絵になるのでしょうね

 

で、節分草について書いてみると

セツブンソウはキンポウゲ科の多年草

名前の如くまだ寒い早春に花開き

実を結んだら地上部は

初夏の訪れとともに

姿を消してしまうという

そんな儚い生態から

春の妖精(スプリングエフェメラル)

の一つとされている

他にも似たような生態の

カタクリやエンゴサク等々

昆虫ではギフチョウやウスバシロチョウも

スプリングエフェメラル

春の野山は儚い者たちが

精一杯華やぐときなのですね

 

そんな儚くも逞しいセツブンソウ

白い花弁のように見えるのは萼で

概ね5枚というのがスタンダード

ですが形や枚数は個体によって

変異もあり様々

キンポウゲ科の中では

よくある事のよう

花弁はその内側の蕊のような黄色い部分

雄蕊は更に内側の青い棒状のもので

白い粉は花粉が噴出したもの

そして中心部の紫色のものが雌蕊になる

上記に多年草と書きましたが

成長過程に付いては

昨年のブログ内に記してあります

興味のある方はご覧になって下さい

 

 

園内の一角には

ザゼンソウの自生もみられますが

時期的にはまだ早くこれからという感じ

ですが花はまだ数株でしたが

見る事が出来ました

 

 

 

さて、お次は福寿草園からの四阿屋山です

車で15分ほどの移動で

福寿草園の駐車場へ到着となりますが

それは次回の記事に記したいと思います