日時
2018年5月6日
ルート
利平茶屋森林公園⇔御神水⇔鳥居峠⇔駒ヶ岳
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今年二度目の赤城山
前回一月に登ったルートとほぼ同じですが
ちょっと回り道しながら駒ヶ岳まで
春の赤城山を楽しんできました
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早朝に自宅を出発して利平茶屋森林公園へ着くと
駐車場には既に数台の車
登山者かと思いましたが
キャンプ場利用者のようでした
身支度をして
7:34
駐車場を出発
公園管理棟の前を通って
バンガローが並ぶ林道を登れば登山口
鳥居峠登山口
登山道に入ると沢山のヒトリシズカがありました
当然ながら花は終わっていて大きく葉を広げ
ん?フタリシズカ?って思うほど
ヒトリシズカ
葉の茂りだした広葉樹の森は
初夏の陽射しを柔らかな光に調えて
落ち葉の道に注いでいます
ヤマブキソウ
ツクバネソウ
路傍に咲く春の花々
視線は自然と足元の花々に奪われて
顔は下を向いたまま
タチツボスミレ
ジュウニヒトエ
鳥居峠への道
ウスバサイシン(目立たない花が根元に)
フイリフモトスミレ
道は嘗てのケーブル跡へ突き当たる
ここをちょっと下り御神水へ立ち寄って
赤城の美味しい天然水を補給します
某ビールもここの水をポンプアップして造られてるとか?
御神水
タチネコノメ
1月に来た時はここからケーブル跡を直登しましたが
雪の無いこの時期は長い長い階段道
なので、今回はここから南側に続く九十九折道で
鳥居峠へと上がります
ケーブル跡の道(今回は使わず)
南側の道は緩やかに傾斜を付けて高度を上げて行く
深田久弥もこの道を登ったのだろうか?
麓の水沼駅から登ればこのルートに辿り着く
ジロボウエンゴサク
オオカメノキ
道は小尾根に乗り林床は笹に覆われる
視線は自然に樹木の花へと移る
ミツバツツジ
ミツバツツジ
アズマシャクナゲ
小尾根の道は林道へと突き当る
林道を鳥居峠方面へ北進
程なくしてレストハウスのある鳥居峠
西側に覚満淵を見下ろす駐車場には多くの車と観光客の姿
皆さんアカヤシオを見に来たようですが
駐車場から遠巻きに眺める方が殆どでした
昨年までは知る人ぞ知るアカヤシオのスポットでしたが
数日前の地元紙にここが紹介されたようで
今年はこんな人の数なのでした
覚満淵を見下ろす
さて今日の目的の一つ、そのアカヤシオを見に行きましょう
鳥居峠の北側にこんもり盛り上がった篭山
西側斜面に沢山のアカヤシオが咲いてます
登山道に踏み入ると幾つもの枝道
アマチュアカメラマンがあちこちに陣取って
撮影に余念がありません
この場所が荒れ果てなければいいのだがと
心配になる光景でした
アカヤシオ
上ばかりに気を取られ
ふと足元に目をやれば
こんな可愛い花が・・・
「私も撮ってー」と言わんばかりでした
↓
ヒメイチゲ
花を愛でながら上り詰めれば
駒ヶ岳へと続く笹の尾根
緩々と高度を上げれば
右側に袈裟丸山が望める
「あちらもアカヤシオ綺麗だろうな」
「でもツツジ平は人が一杯だろうな」
そんな事を思うのでした
道は駒ヶ岳の肩に達し”大洞”への分岐点
殆どの登山者は大洞からここへ来て黒檜山を目指して行きます
時刻はまだ10:30ですが
小腹が空いたのでここで早めのランチタイム
コンビニおにぎりの冷たさが気にならない季節が一人嬉しかったり・・・
で、お腹を満たせば
もう一つのお目当ての花を見に・・・
その花は歩き出して直ぐに見つかりました
例年は5月下旬に咲く花ですが
今年はどの野草も二週間程早く開花しているので
もしかして咲いてるかも?と思って来てみたのです
サクラスミレ
「桜菫ちゃん、お久しぶりでございます!」
なぜか愛おしい気持ちで
眺めてしまうこの花は
自分の好きな花の一つ
サクラスミレ
道端でファインダー越しにスミレを見つめ一人ニマニマ
傍らを通る登山者には
変なオジサンに見えたかも?
山桜(ミネザクラ?)
11:20
駒ヶ岳山頂へ到着
山頂には結構な数の人達
「この分じゃ黒檜山は凄いだろうな」
と言う事で
今日はここで引き返します
で、復路でも菫ちゃんを探してしまう(^~^)
サクラスミレ
サクラスミレ
分岐点を大洞方面へ
皆さんご存知の鉄階段道を下れば
エイザンスミレがまだ残ってました
エイザンスミレ
オオカメノキ
大洞から遊歩道を覚満淵へ
シカ避けのネットを潜って
やっぱりここでも菫ちゃん探し
ホント好きですね
サクラスミレ
サクラスミレ
覚満淵
覚満淵は冬枯れ状態
木道を通って周回も出来ますが
鳥居峠へと戻ります
鳥居峠からは素直に往路を戻ります
林道から小尾根に下ると
登りに開き始めだったミツバツツジは七分咲き程に
着実に開花が進んでますね
もう一度御神水に立ち寄って
持ち帰り用の天然水を補給
(ここの水の水割りが美味しいんです)
ミツバツチグリ
登りに気付かなかったヤマクワガタ
(午後になって開いたのかな?)
ヤマクワガタ
ヤマブキソウも咲き数が増えて
落ち葉の林床が華やかに
ヤマブキソウ
下りも花を愛でながら
気付けば登山口に下り立っていたのでした
14:50
駐車場に到着です