日時
2016年7月28日~30日
ルート概要
扇沢⇒蓮華岳⇒針ノ木岳⇒新越山荘⇒爺ヶ岳⇒扇沢
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7月29日のルート
針ノ木小屋⇒針ノ木岳⇒スバリ岳⇒赤沢岳⇒鳴沢岳⇒新越山荘⇒岩小屋沢岳⇒種池山荘
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4:30 起床
昨夜はかなり強い雨が降った
テントの位置が悪かったようで流水がテント下を流れた
かなり使い込んでいるテントなので
底面の防水性が落ちている為かマットの下が濡れている
外を覗くと青空が見える
ガスは多めだが今日も天気は良さそうだ
朝のテント場から 中央奥に槍が見えている
カップ麺で軽く朝食を済ませテント撤収開始
すっかり濡れてしまったテント
極力水気を振り落とすが完全には落とせず
まぁ、いつもの事ですがそれらしく折りたたんで撤収を終了し
パッキングが済んだのが 6:30
テント場の直ぐ上が縦走路
ザックを背負いテント場を出発する
針ノ木岳へ登りだすと直ぐ
朝日が射してきた
振り返ると蓮華岳は黒いシルエット
扇沢側にはガスが溜まっている
チングルマ
ミヤマダイコンソウ
チシマギキョウ
道は稜線の北側から南側へと回り込むと
北アルプス南部の山々が雲を堰き止め
黒部川側へとなだれ落ちていた
船窪岳辺りから滝雲となってなだれ落ちる
針ノ木岳山頂はもう直ぐ
ミヤマアキノキリンソウ
ミネウスユキソウ
7:49
針ノ木岳山頂へ到着
針ノ木岳山頂
やはり、予想通り展望はイマイチ
このガスが今日は消えないのか?
南側の展望 雲が無ければ槍穂も見える筈
西側の展望 足元に黒部湖 雲の中には立山剱
これから向かう北側稜線 スバリ岳の奥に赤沢岳の猫ノ耳
黒部湖
山頂からは急な下りが始まる
ジグザグにザレ場を下り西側に回ると岩場の下り
見事に咲き誇る高山植物たち
シコタンソウが見頃でした
イワオウギ
シコタンソウ
シコタンソウ
タカネシオガマ
道はガレ場へと変わりドンドン高度を落とす
マーキングに従いガレ場を下る
砂ザレのマヤクボのコルを過ぎると緩い登り
小スバリの岩場を過ぎる
小スバリ付近
砂ザレの斜面にコマクサの花が現れると
スバリ岳直下の登りだ
コマクサ
直下の登り
9:12
スバリ岳山頂へ到着
スバリ岳山頂
やはりここも、ガスが巻いていて展望はイマイチ
次へと向かいましょう
こんなヤセ尾根を通過して
こんな緩やかな道も
時折見える黒部湖を見下ろし
これが猫ノ耳かと思ったが奥がそのようです
アップダウンを繰り返し進んで行くと
ガスの向こうに赤沢岳らしき姿
ちょっとシャリバテ気味なのかペースが上がらず
でも山頂まで頑張ろうと気合いを入れて登り切ると
そこは手前の偽ピークでした
まだ遥か先に赤沢岳の姿が見え気合いは撃沈
ここで昼食を摂る事にします
考えてみると今朝はカップ麺を食べただけ
エネルギーが続く筈がありませんね
昼食中にガスが晴れ赤沢岳がクッキリと
チシマギキョウ
11:47
赤沢岳山頂へ到着
赤沢岳山頂
クモマベニヒカゲ
シャリバテが解消され
順調に歩を進めると
12:41
鳴沢岳山頂へ到着
鳴沢岳山頂にて
ここからは急な下り
幾つかの岩場を下ってハイマツ帯へ
ハクサンフウロやアオノツガザクラのお花畑を過ぎると
13:26
新越山荘へ到着
ここのベンチで小休を入れて
種池方面へ向かいます
アオノツガザクラ
新越山荘
ここからはお花畑の広がる歩きやすい道が続きます
トウヤクリンドウ
ヤマハハコ
岩小屋沢岳へ続く道
14:33
岩小屋沢岳山頂へ到着
岩小屋沢岳山頂
稜線の道は西側にハイマツ帯
東側にお花畑と言う配置
その東側のザレた部分に道が続きます
イブキジャコウソウ
稜線の道
クルマユリ
ハクサンフウロ
ハクサンチドリ
ミヤマクワガタ
道はハイマツ帯の中へ進み
小ピークの西側を巻く
キヌガサソウが列を成していたが
花期は過ぎてしまっていた
割と好きな花なんだがチョット残念
シナノオトギリ
道はハイマツ帯からナナカマド等の樹林帯へ
歩きやすく整備された階段を下って行くと
樹の間越しに種池山荘が見えた
16時前後には山荘へ着きたいと思っていたが
想定通りの時刻には着きそうだ
今日の目的地が見えると気持ちも楽になる
良く整備された丸太階段
樹の間越しに種池山荘
きれいな池を過ぎて
エゾシオガマ
ミヤマアキノキリンソウ
お花畑を過ぎて最後の登りの樹林帯
まだ見頃のキヌガサソウが残ってました
この花やっぱり好きなんだよなー
キヌガサソウ
石畳状に整備された道を登り切るとテント場でした
既に数張りのテントがあり先着者に尋ねると
ここは場所指定ではないとの事なので
重たいザックを場所取りの意味で
地面状態の良さそうな所へ置いて山荘へ向かう
16:18
種池山荘へ到着
種池山荘
これが種池、 山荘の傍らにある
山荘でテント場受付を済ませテント場へ戻る
休みを入れず早速テント設営開始
昨夜の雨で底面が濡ているので
ガス超しに届く僅かな西日に当てる
20分程当てると何となく乾いてくる
やはり夏の日差しは強いものですね
これで少しは快適度が増しました
種池山荘のテント場
宿が出来ればまったり時間
周辺のテントはソロトレッカーが多く
皆それぞれに気ままな時間を過ごしているよう
こんな山時間も有りなんですね
19時過ぎ、今夜も雨が落ちて来た
先程折角テントを乾かしたのに
あれは徒労になってしまいました
今夜は雨音を聞きながら
眠りに就くのでした
(その三)へ続く