日時
2016年6月27日
ルート
美し森P⇒羽衣の池⇒牛首山⇒赤岳山頂⇒大天狗⇒小天狗⇒美し森P
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梅雨晴れの日、八ヶ岳へ行って来ました
いつものように前日に現地入り
美し森駐車場で車中泊
翌朝 4:15 起床
準備を済ませ
4:43
駐車場を出発です
ここは標高1.470m
気温 9.7℃
チョット肌寒いですが動き出せば温まるでしょう
先ずは展望台へ
幅広の立派な木道(木段?)をジグザグに登って行きます
振り返ると奥秩父や富士山、南アルプスの山並
朝日の中の清里高原が清々しく俯瞰できます
朝の清里高原
南アルプスの姿も
木道を登り切った所が”美し森展望台”
この前を羽衣の池に向かって歩いて行きます
”たかね荘”を過ぎると登山道の始まり
石板 木段と整備された道を行きます
5:18
羽衣の池を通過すれば
本格的な登山道に
木漏れ日の明るいカラマツ林を過ぎ
5:57
スキー場トップへ出る
展望が良く朝日が気持ちいいので
ここのベンチで一休みです
ゲレンデトップからの眺め(野辺山方面)
タカネビランジ?(八ツで初めて見ました)
ヤマオダマキ
スキー場より僅かに登ると”賽ノ河原”
目指す赤岳山頂が望めました
賽ノ河原より望む 左から牛首山 赤岳 横岳
道は徐々に傾斜を増してきます
日差しがカラマツの若葉に遮られ
明るい林床が続く
開けた防火帯を通過
靄を突き抜けた富士山がいい
7:17
牛首山へ到着
牛首山山頂
ここのベンチで遅い朝食
西側に対峙する権現岳
樹間からの眺めもいい
こんな尾根道を行く
樹間から見上げる赤岳山頂
コイワカガミ
権現岳
通って来た牛首山
キバナノコマノツメ
シラビソの立ち枯れ
傾斜は益々強くなり
林相もダケカンバ主体になると
最初のクサリ場が現れました
9:29
先ずは取り付く前に一休み
ここから先はクサリ場の連続
稜線までは気が抜けません
ここで鋭気を養っておかねばです
最初のクサリ場
ハクサンチドリ
対峙する天狗尾根の大天狗(左)と小天狗(右)
連続するクサリ場を見上げる
ツガザクラ
ハクサンイチゲ
稜線を見上げる(左方に阿弥陀岳の分岐点)
シビレるような高度感に下方は見れず
遮る物の無いクサリ場を登る
前回ここを下った時
「もう二度とここは通らない」
と、決めたのだが再びここへやって来てしまった
しかし、今回は登り
下を見ずに上だけを目指すのがせめてもの救いでした
ミヤマダイコンソウ
イワベンケイ
チョウノスケソウ
最後のクサリ場を登り切ると
ザレた斜面の先に稜線の分岐点
稜線の分岐点
ここを山頂方面へ
こちらは利用者の多い縦走路
整備が行き届いた感があります
クモマナズナ
イワウメ
チシマアマナ
10:47
赤岳山頂へ到着
今日の山頂は展望無し
少し待ちましたがガスが流れ去る事はありませんでした
北峰の山荘前から県界尾根の道は始まっていました
見下ろすとかなりの急斜面
クサリが下方まで続いているのが見える
真教寺尾根の余韻がまだ冷めないと言うのに
また急斜面を下らねばならないとは
我ながら呆れてしまいます
行き成りの急下降で始まる
ミヤマシオガマ
キバナシャクナゲ
一瞬のガスの切れ間から 硫黄岳(左)と横岳(右)
下って来た鉄ハシゴ
分かり難いですがかなりの急斜面
県界尾根(左)と真教寺尾根(右)を見下ろす
ムシトリスミレ(八ツで初めて見ました)
傾斜が緩み樹林帯へ入った所で大休憩
昼食タイムとします
今日の気温は終始 10℃ 前後
ここでも肌寒い風が吹いてました
身体が冷え切る前に下山開始
コメツガ林の道を下って行きます
12:30
大天狗を通過
頭部の無い仏像が一つ
これも廃仏毀釈に依ってなのでしょうか?
大天狗山頂
ゴゼンタチバナ
やっと日差しのある場所まで下りて来ました
稜線を見上げる(雲で山頂は見えず)
13:19
小天狗を通過
小天狗
小天狗を少し下った所が分岐点
ここを清里方面へ
道は九十九折れに高度を落とし
大門沢へと下って行きます
ほぼ下り切った所が大門沢
道は沢沿いに続いていて
右手には涸れた沢といくつもの堰堤
登り時に賽ノ河原で見た「大門沢⇒」の表示板
裏を返せば「賽ノ河原⇒」の表示板があっても良さそうだな
と、思いながら下って行くと
「真教寺尾根⇒」の表示板が出てきました
地図には無いがこれは行けそう
舗装路を歩かなくても済むぞ!
と、何の迷いも無くそちらへ進入
細い流れの大門沢を渡り
暫く進むと道は徐々に細くなりササ藪の中へ
よく見ると道は続いているようで
微かな踏み跡が確認できる
何の躊躇も無くササ藪へ突入
ササは胸丈程で足元は見えず
倒木やら岩やらの障害物につまずきながら
道は完全に獣道と化する
前方に驚いて逃げ去るシカの姿
もう完全に彼等のテリトリー圏
「これはもう失敗だったかも」
と、思ったが戻る気にはなれず
道迷い遭難者の心境がよく分かりました
冷静に地図を見返すと
このまま進めばスキー場へ突き当たる筈
なので、深いササ藪も気にせず藪漕ぎ前進・・・
ガサガサと獣の如くササをかき分けて行くと
パッと開けた草原に飛び出しました
予測していたスキー場です
これで現在地も把握でき先ずは一安心
草原化したゲレンデを下って行き
駐車場の所から車道へ出て
暫く舗装路を下り
”たかね荘”から
今朝通った美し森の遊歩道へ入り
美し森展望台を通過して
15:37
車のある”美し森駐車場”へ到着
最後にスケベ根性が出てしまい
飛んだ冒険をしてしまいましたが
今回も無事下山する事ができました
今回は反省然りですね
しかし、賽ノ河原の「大門沢⇒」の表示板が気になるな~

















































