息子と面接練習 | マイペースな日々

マイペースな日々

『中学生 いじめと学級崩壊』というタイトルを変更しました。
息子は2024年に大学生になりました。

あおいです。


息子にとって、今一番心配なのは、高校浪人しないかどうかです。
本人が高校進学に対して消極的だった時期に、親があらかたルートを決めてしまったこともあり、息子が受験に冷静に向き合った今となっては「お母さん、もしかして、僕にとってはチャレンジ校ばっかり?」みたいな気持ちにさせています。
本当に、申し訳ない…私立高校はそんなこと全くないんですが、地区外の公立高校は合格確定というにはあと一歩という感じなので…

息子が公立高校の試験について不安を感じている要因としては、集団面接があるからだと思われます。

今月に入り、学校が面接練習に取り組むようになりました。
毎日のように、息子は、落ち込んで帰宅しています。

息子の中学校では、外部の定年退職をされた方にも面接の練習をお願いしています。
そして、その練習の場で、息子の発言は嵐を巻き起こしてしまうようなのです。

あまり言うと、身バレしかねないくらい、かなり独特な発言をしていて、もう、これは困ったなぁ、という感じです…息子には普通の人たちが何を言うのか、分からないのです。
国語が得意科目だと思っているし(そんなことはない)読書も、ドラマとか見るのも、全然しませんからね…

あるときは、爆笑の渦を呼び。
またあるときは、沈黙を呼び。

「学校時代で楽しかったことは何ですか?」と問われたときは、「そういえば楽しいことなんか一つも無かったなぁ」と思ったそうで。

でも、さすがの息子でも「ない」と言ってはダメだということは分かるわけです。
「と、なったら、これは捏造するしかない…」と思った息子は、学校の行事について考え抜いた挙げ句「楽しかったのは避難訓練です」と答えてしまったとか。

その場の人たち全員が息をのんで、でも、何事もなかったかのようにスルーされたんだそうです。

練習が終わってから、先生達に「アキトさんにツッコンだら負けかな、って思った」「どうしよう、って思った」と講評されたそうで、息子は大混乱…

それを夫に相談しても「避難訓練、わくわくするよな!」と同意され、息子は「お父さんも変人すぎる」とムッとする始末。
「非日常的だからわくわくする、とか言っても、それって正しく理解してもらえるとは思わないよ! 不謹慎って言われるヤツじゃん…」

・修学旅行
・運動会
・文化祭

学校行事にも、楽しい印象のものはあるんです。
でも、すぐに思い出せないんだそうです。

「想定問答集を、自分で作成して、骨身に染みるまで覚えればいいじゃん」と伝えても、もの凄く気乗りしない返事しかしません。
しかも。
塾の先生はもちろんのこと、教頭先生も「でも、そんな独特な君の意見は大好きだよ」と励ますらしく、私としては「多分、入試の点数さえ良ければ、面接結果は合格と関係ないんだわ、きっと」と思うしかありません。