あおいです。
コロナ休校(2回目)でも、息子のオンラインゲーム三昧は変わりません。
表面的にはいつも通りなのですが、どんどん息子とSくんの仲が悪くなっていきました。
リズさんとのことを聞いても「お前に言う必要ないだろ?」と言われるし、ゲームをしていても「下手すぎ」などとディスられることが多くなってきました。
その都度、沈む息子を引き上げてくれるのはメイちゃんです。
ただ、メイちゃんの慰め方が、常にSくんの悪口でしかない、ということに違和感を覚えなくてはいけなかった。
そして、休校明けの5月下旬。
息子が学校へ行きたくないと言いました。
息子は、オンラインゲームもリビングでするので、どうも友達関係が悪くなっていることは、分かっていました。
「どうして行きたくないの?」
「言いたくない」
「誰かにイヤなこと言われた?」
「…キャシーさんにイヤなこと言われた」
思ってもみない名前にビックリします。
Sくんとの関係がヤバイから、と思っていたら、自称パリピ女子のキャシーさんなのですから。
「いじめられたの?」
「イヤなこと、言われた。もう、学校に居場所がない」
ただならぬ雰囲気に、私も腹をくくりました。
「分かった。休めば良いよ。2年生のときだって、頑張ったから、休めば良いよ。キャシーさんは2年の時のいじめっ子より非道なことをアキトにしたのね、ちゃんと先生にも伝えるから、安心して休みなさい」
私の発言に、息子の空気が変わりました。
「…いや、先生には…」
「いやいや、言うよ、当たり前でしょ、休みますって連絡するの親の義務だし」
「あの、キャシーさんは、その…」
「キャシーさんの名前出さずに、クラスで酷いこと言われたって伝えておけばいい?」
「あの、いや、それは、その………待って、お母さん」
言い淀む息子に、さすがの私もピンと来るモノがありました。
息子は、肝心なことを、何か隠している。
「…待たないよ、キャシーさんが原因じゃないでしょ? アキト、嘘ついてまで学校休もうとしてんの?」
「それは…」
「真実を言え。休んでいいかどうかは、アキトが真実を語っているかどうかの度合いで決める。嘘さえ言わなきゃ、どんな理由でも休ませてあげるけど、私に嘘が通用すると思うなよ」