あおいです。
*このブログ記事は過去の話です。
大変モヤモヤされることとは存じますが、息子(アキトくん(仮))のような小学生がどのようなトラブルに遭ってしまうのかを書いています。*
話は小学二年生の時代に戻ります。
ある日、商店街の大人から「息子くんが交差点で友達と追いかけっこしているのを良く見かける、あれは危ないよ」と注意を受けました。
息子に話を聞くと、最近、毎日、クラスメイトからメガネを奪われてしまい、それを取り返そうと必死になっているとのことでした。
「イヤだ、やめて、って言えてるの?」
「ちゃんと言ってる、でも、ダメなんだよ」
我が子が軽んじられているのは、辛いものですね。
運動神経の鈍い息子は、格好のオモチャなのでしょう。
「やめてって言ってもダメなら、先生に言ってもらおうか」
「えっ? ダメだよ、先生に怒られるから、可哀そうだよ」
「お母さんは、アキトが可哀想だと思うから、先生に相談するね」
メガネは息子にとっては身体の一部です。
触れてはいけないことを知ってもらおうと、翌日、学校に電話を入れました。
が、先生の反応は、私の予想とは違いました。
「つまり、子どもたちが、交差点でふざけていたんですね?」
いいえ違います。
メガネを奪われて、アキトは困っていたんです、意地悪をされたんです。
メガネは、息子にとっては身体の一部です、触ってはいけないものだと指導をしていただきたいのです。
それに対して、先生の反応は鈍いものでした。
「はぁ、それを子どもたちに言えば満足されるんですか?」
「満足、というか…そういう言われ方をされますと…怒ってくれないと満足しないって言えば、怒るんでしょうか?」
「それはこちらで判断することです」
時折、私の言い方というか口調というか雰囲気が悪いのかな、という気持ちになることがあります。
出来る限り、穏やかに丁寧に伝えているつもりなんですが、この時の担任の先生とは上手くいきませんでした。
帰宅した夫に、メガネの件、そして先生の反応を報告すると「今すぐに、担任の先生に電話して」と言い出しました。
「メガネの件は、必ず先方の保護者に謝罪させるから」
いつもは平和主義な夫なので、突然の発言に私が動揺しました。
「あーーーでも、担任の先生の携帯番号は分からないのよ、自宅の番号なら分かるんだけど…」
「それでいい」
「…なんていうの? 私、ちょっと正しく伝える自信ないな…」
「じゃあ、俺が電話する、番号教えて」
私が電話番号を調べている間、夫は息子に「アキト、お父さんはメガネはアキトの身体の一部だと思っているから、それを奪うヤツを絶対に許さない、お父さんは戦うことにした。アキトは、どう? アキトは戦えるか?」と聞いています。
息子は「謝ってくれたら、それでいい」と言いますが、夫はその返答を許しませんでした。
「アキトも戦わないと、いつまでたっても同じことを繰り返されるぞ!」
そして、夫は私から電話番号のメモを受け取ると、すぐに担任の先生に電話をかけました。