Pくんとの攻防 | マイペースな日々

マイペースな日々

『中学生 いじめと学級崩壊』というタイトルを変更しました。
息子は2024年に大学生になりました。

あおいです。

*このブログ記事は過去の話です。
大変モヤモヤされることとは存じますが、息子(アキトくん(仮))のような小学生がどのようなトラブルに遭ってしまうのかを書いています。*

Pくんとのトラブルを、学校に伝えたかどうかのお話です。

息子の小学校は、教職員に定時退社を求める組織でした。
場合によっては、夕方4時台に担任の先生が不在となります。
基本的に学担の携帯番号は教えて貰えないので、リアルタイムに学校へトラブルを報告することはありませんでした。

当時の校長先生やPTA会長の話では、例えばゲームソフトの貸し借りでトラブルになっても、それは自己責任でお願いします、ということでした。
そもそも、学校側がゲームやスマホなどを推奨していないので、それに対して仲裁などを求められても困るという論理展開だったと思います。

とは言え、他人様の家の冷蔵庫を開けるとか、友達がいないのに許可なくボールで遊ぶとか、そういうことは、学校でも指導していただきたいと思うのが人情です。
懇談会の場で言おう、と決意した日、なんと別の保護者の方が同じような話を発表したのです。

勝手に冷蔵庫を開け、うちの子がいないのに敷地内に入って遊んでいる、それに対して注意しても「え~?」みたいな対応をされるし、更に怒っても帰らない。

そんな内容でした。
それは、しかも、Pくんではありませんでした。
似たようなことをする子どもが他にもいるのか、と驚きました。
「うちでも、そうなんです」と私が発表すると、「実は…」ともう一人も手を上げます。
クラスの担任の先生は「信じられないですね…! 本当ならしっかり注意していきますよ!」と仰いました。

その後しばらく、Pくんが我が家へ来ることはなく、別の友達も、冷蔵庫を開けるようなことはしませんでした。

Pくんの話は、もう少し続きがあります。
三年生になって、Pくんは、息子を自分の家の周辺に呼び寄せるようになりました。
お母さんの男性の友人がスマホを貸してくれるらしく、外でYouTubeを一緒に見るようになったのです。
そうして、三年生の後半ごろから、また、我が家で遊ぶようになりました。

「アキトくんのお母さん、ごめんなさい、僕、今まで実は、アキトくんのことイジメていました。でも今はとても反省しています、だからまた、一緒に遊ぶことを許して貰えませんか?」

息子自身の口から「Pくんにイジメられた」という話は、聞いたことはありません。
ただ、息子は、謝られたらすぐに許すし、無視するような子よりはいじってくれる子の方が好きでした。
滔々と謝罪の弁を述べるPくんのことを、私は欠片も信じることは出来ませんでしたが、以前と変わりないようならば今度は学校に報告するから、と釘を刺して受け入れることにしました。

そして四年生の秋ごろ、事件が発生してしまうのです。