あおいです。
さて。
帰宅して、しばらくすると、息子が帰ってきました。
今日、学校へ行ったこと、もしかすると息子に対して先生方から話があるかもしれないこと、そしてスクールカウンセラーをすすめられたことを伝えました。
「もう、お母さん自身が心配で、つい相談しちゃった」とアイさんのアドバイス通りに息子に伝えると「そーなんだー」と特にムッとされることなく受け入れてもらえました。
「それでねー、スクールカウンセラーなんだけど、本当は、息子くんもどうですかー? って言われたの。
夏休み明けはイヤだって言ってたけど、今もイヤ?」
「………スクールカウンセラーって、学校に来てくれる人?」
「そうだよ」
「だったら、話してみたいかも」
…なぜだか分かりませんが、あっけなくOKが出ました。
そして、夜の9時前…本当に、先生という職業は、大変なものだと思います。
遅い時間だというのに、学年主任の先生から電話がきました。
相変わらず丁寧で、共感しているという表現に溢れる応対です。
まず、校長先生に話をしたところ、これは校長だけではなく、教頭、教務主任、生徒指導、そして学年主任の全員で情報を共有して、対応しましょう、という流れになったそうです。
私が作成した一覧表は使いませんが、正しいと思われる対応を学んでもらうため、担任の先生に指導をしていくということでした。
毎時間、手が空いている教員が、校長も含めて息子を見守ってくださるそうです。
特に、クラスではヤジなど飛ばぬよう、不規則に歩き出す子をとめるためにも、担任の授業だけではなく、全ての授業に教室に誰かしら見学に行くというような話でした。
また、何か問題が発生し、息子に対して担任の先生が話をしなくてはならない場面が出てくるときは、可能な限り、語る内容については事前に精査します、ということでした。
とにかく「お母さんに多大なる心配と不安を与え続けたことを謝罪します」「ご心配をおかけして申し訳ございません」「心配される気持ちを払拭できるよう努力していきます」と、私がとてもとても心配しているというフレーズを前面に出されたのち、「なので、スクールカウンセラーとの面談をセッティングします」という話になりました。
さてさて。
メッセージで、元中学校教師の方のブログを紹介してくださった方がいます。
そのブログで、「スクールカウンセラーは、本職もいるけれど、定年退職した校長がやることもある」という文言を目にしました。
ふと、息子の中学校のスクールカウンセラーはどちらだろう、と調べてみたところ、元校長の方でした。
もしかすると、退職後に、臨床心理について学位をとられたかもしれませんし、資格を持ってらっしゃるのかもしれません。
が、元校長、という情報を見て、息子がカウンセリングを受けるなら、私は受けなくてもいいかな、と感じていました。
おそらく、会話の論理展開は今回の学年主任の先生に対するものと変わることはないだろうと思ったからです。
すでに、今回の面談に臨むため、随分と自分自身との対話も、そして私以外の方々への相談もしています。
「息子がカウンセリングを受けたいと希望したので、私は辞退します」
「ええ? いえ、是非、受けてみてください、ご心配が少しでも解消できればと…」
「カウンセリングの効果が、親子一緒でなくてはダメだという展開になりましたら、是非よろしくお願いします。
ただ、お話をまず聞きましょう、ということなら、まずは息子の話をきちんと聞いてもらった方がいいです。
そのうえで、スクールカウンセラーさんが、母親も必要だと感じたのなら、ご連絡ください」
まずは息子が受ける、ということになり、スクールカウンセラーの先生にも大まかな事情を伝えることとなりました。
私としては、元校長先生がなさるカウンセリングであるならば、まず受けるべきは担任の先生のような気がしていました。