ゴールデンウイークが明けて | マイペースな日々

マイペースな日々

『中学生 いじめと学級崩壊』というタイトルを変更しました。
息子は2024年に大学生になりました。

あおいです。
 
長いゴールデンウイークが明けました。
外出していることが多く、息子もオンラインゲームにあまりログインすることなく過ごしました。
 
学校では、早速、席替えが行われ、息子はGくんとIくんから離れた場所になりました。
四方を女子に囲まれた席です。
 
「これで休み時間に勝手に筆箱を触られることはないかもー」
などという息子の予想は大きく外れ、その週も二本のシャーペンが壊され、三個の消しゴムに落書きをされて帰ってきました。
 
一方で、息子の帰宅時間が異様に遅くなりました。
どうやら、JくんとKくんが、息子がゲームをしない日は一緒に帰りたいと言い出すようになり、付き合わされているようなのです。
JくんとKくんの家は、中学校を挟んで我が家と真逆の方向です。
それに付き合っているだけで、一時間半は時間がつぶれてしまいます。
 
「帰りが部活生より遅いのはダメじゃないかな」
と注意したところ、今度は息子が「今日はゲームするから」と嘘をついて帰ってきてしまい、更に二人を怒らせることになりました。
 
そうした中、まずは一つ目の噂が息子を苦しめるようになります。
 
世間話のつもりで、先日、小学校時代の体操服を後輩の女子児童に譲ったことをJくんとKくんに話したそうです。
すると、学校で「女の子に使用済み体操服を渡した変態」という話を二人がクラスメイトの前でし始めたそうなのです。
 
大人から見たらバカバカしいことなのですが、もう、息子にとっては死活問題でした。
これが噂になったら、学校に行けない、と泣いています。

そういえば、一年生の初頭でも「女子生徒が好き」と言われて苦しんでいましたね。
でも、ただ小学生に体操服を親の命令で渡しただけなのです。
それをいちいち「変態」って言うほうが、自意識過剰の変態だと私は思うわけです。
そもそも「使用済み」という言葉が生々しい。
それを口走りながら噂をばらまくほうが、どう考えても恥ずかしい。
 
「二人の会話を聞いて、乗っかる人はいたの?」
「聞いていた人はいた」
「…うーん、明日、噂になっていたら、先生に相談しようか? でも、お姉ちゃんや妹がいる家庭は多いし、うちの学区で何か譲るときに男女区別する人なんていないから、そういう噂をするほうが恥ずかしい行為だって思うんだよね」
「………」
「多分、息子が騒ぐから調子に乗っただけじゃない? 今日、ゲームにログインして、一緒にプレイしてあげたら、JくんもKくんも落ち着くかもよ?」
 
果たして。
そのように過ごしたら、翌日は何事もなくいつも通りの日常が返ってきました。
Iくんにシャーペンは借りパクされるものの。
それでも噂が広がらなかったことで、息子は大満足の様子でした。