昨日退院しました | 青い鳥動物愛護会

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犬  2972 Mornings   三毛猫

 

11日11時に退院しました。

予定より1日早く

犬猫がまた助けてくれたようです。

 

病室で術後の痛みに耐えつつも

ドクターヘリが病院の裏庭に

着陸するのを窓から眺めました。

 

ウクライナやガザ地区では

戦火に多くの子までもが倒れているのに

いのちの火を守る営みは

この国ではしっかりと守られています。

犬猫の命は別なのでしょうか?

 

いのちの火 守らんとして ドクターヘリ

 

8日間の入院

その間に読む本を何にするか迷い

今回は「雪豹」を持って行きました。

(ピーター・マシーセン著1988年刊)

450頁の大作ですが何とか読み切りました。

動物学者の友人と一緒に

ヒマラヤ山脈に連なるチベットに入り

10月末~12月初めまでの40日間を

描いたルポルタージュです。

4000mの高山の崖道をシェルパともに

高度15000フィートにある

クリスタル僧院まで辿る紀行で

著者の思索(仏教・釈迦・禅・瞑想等)を交えて

日記として書かれています。

 

高山の多くの動物

ヤキ・ヒツジ・鹿・オオカミ・多くの鳥類など

こんな高山にも命が満ちている様子が

いきいきと描かれ

そのひとつに貴重種の雪豹があります。

本では一瞬垣間見たことしか書かれていませんが

深夜ひとり読みふけっていると

読書灯だけに照らされた病室の天井に

雪豹が駆ける幻影がちらつくようで・・・

 

雪豹が  天井を駆ける  ベッドの上

 

三十数年ぶりに読み返した1冊に感動し

入院体験を超える大きな収穫を得た気がします。

家に帰ると愛猫が嬉し気に出迎え

昼寝する私の布団に入って来て

いつまでもいつまでも

ゴロゴロとのどを鳴らし続け

薬よりも大きな安堵を与えてくれました。

 

深夜病室から見た海峡の天に

おおいぬ座のシリウスが輝いていたことを思い出し

私も宇宙の懐に抱かれているようでした。

 

シリウスと 猫抱いて寝る 大宇宙

 

 明日からまた犬猫のためにブログを綴ります。