リリトコという不思議な名前の子猫 | 青い鳥動物愛護会

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NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

おはようございます。
《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。
 
このブログでも何度かお話ししましたが
青い鳥にかかってくるお電話で多いのは
「猫を引き取ってもらえないか」
「猫の里親を見つけてもらえないか」という依頼です。
 
 
私たちは地元の防府市だけでも「殺処分をゼロに」できないかと必死に取り組んでいますが、
毎週のように保健所から犬や猫を引き出しているので、シェルターには収容し切れず、多くのボランティアさんのお宅に一時預かりをして頂いています。
ですから、とても引き取り要請に応じる余裕はありません。
また里親様との出会いを待っている犬猫がいっぱいいて、新たに里親募集をかける余裕もありません。

そこで、本当に不本意ではありますが

かかってきたお電話にはこのように応じています。
子猫を救いたいお気持ちは同じですが、
私たちも昼は仕事、夜は家事や介護など、
各々が多忙な中でボランティアをしており、
睡眠時間もあまりないような状態です。
さらにシェルターの維持費や犬猫の医療費等を支払うために、
借金しながら何とかこれまで青い鳥を維持して来ました。
しかしあまりにも数が多く、 これ以上引き取るのは無理な状態です。
 
小さな命を助け、人と動物が調和した社会を作ることは、
本来もっと行政にも入って頂かなくてはならないことです。
しかしまだ今は、私たち市民のみです。
よほど皆んなで協力して力を合わせなければなりません。
私たちも毎日、懸命に活動をしていますので、
どうか犬猫を助けるためにお力を貸して頂けませんか。
 
そんなある日、お電話でこんな依頼を頂きました。
 
8月4日(木)

☎(要約)

 

 

2~3か月ほどの三毛のメス猫を保護された方が、

 

何とかその子を助けたいと電話されました。
引き取るのは無理だとお断りしたのですが、
何度もお電話をされ言われるには、
 
子どもたちが猫を見つけた時、風邪をひいていたようなので
動物病院に通って治療をしました。
子どもたちが保護した猫なので飼ってやりたいのですが、
どうしてもおじいちゃんが反対しているので飼うことが出来ない。
里親が見つかるまで飼育にかかる費用は払いますので、
どうか引き取って頂けませんか、
 
・・・とのこと。
 
そこでスタッフ全員で相談し
「子どもたちのためにも命の大切さを教えられようと熱心に保護し、
動物病院で治療もされ、これからの費用も負担するとまで仰るのだから、
ワクチンも接種して頂いた上で、
今回は特別に引き受けてはどうか」ということになりました。
 
8月8日(月)
 
保護した猫をご家族全員で青い鳥に連れて来てくれました。
これがその子、名前はリリトコちゃん。
見つけて保護した4人の子の名前の頭文字をつなげたそうです。
素晴らしいですね。
子どもたちの優しい気持ちが詰まった名前です。
 
さらにチラシも作ってご近所に貼ってくれました。

 

 

          〇三毛猫の女の子

 

          〇推定年齢2ヶ月

          〇病院での健康診断済み

          〇寄生虫駆除済み

          〇三種混合ワクチン一回目接種済み

          〇8月2日保護しました

          〇どなたか、この子を家族に迎えて下さいませんか?

 

 

「引き取って当然」という方が多い中で、

ここまで努力される方はあまりおられません。

 

 

そして何よりも、子どもたちの優しい気持ちに向き合って

 

何とかしたいとのお気持ちに動かされて、
私達も決意しました。
 
リリトコちゃん。
この不思議なネーミングには
保護した子どもたちの優しさと
それをしっかりと受け止めた大人たちの
真っ直ぐな思いが詰まっています。
 

里親をご希望の方は、

住所氏名、電話番号、家族構成、飼育経験を記入の上、

譲渡担当までご連絡をお願いします。

ultra-relaxkei930@f6.dion.ne.jp

 

 


 

 

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