《幼犬猫の育て方 》募集!授乳をして下さる方。 | 青い鳥動物愛護会

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こんにちは、青い鳥です。


ついに昨年同様、大変な季節がはじまりました。
この写真の中だけでも13匹。
これからまだ増えると思います。
保護だけでも大変ですが、授乳までとなると、
関係者はもう睡眠時間が無くなり、このままでは青い鳥にかかわる人々は倒れてしまいます。


もう少しの間、母犬に任せたいのですが、
こんなに小さくてもヨチヨチ歩きをするので、
お世話になっている名木店さんの名木の下にいて、
もう網が届かなくなり、これ以上少しでも動きが早くなると、
たぶん保護が出来なくなり、全てが野良犬になってしまうと思います。


この仔達はやっと目が開いたところで、生後18日くらいです。

●育て方
ざっと幼い犬猫の育て方を説明します。


育て方は、
お尻を刺激して便を出し、そして授乳をする。母犬猫に抱かれいるくらいの温度を保つ。
(これからの季節はペットボトルにお湯を入れたものをタオルにくるんで入れてあげてください)
下痢などの異常があれば、すぐに獣医さんに連れていく。
ということです。



●授乳のしかた

そして幼犬猫共に、上手に授乳するコツは、
いくら時間がかかっても、注射器やスポイトを使わず
【哺乳瓶を使って、その子の吸う力でミルクを吸わせて飲ませる】
ということです。
その子の力で飲ませないと、どうしても誤えんしてしまい、
気管にミルクが入り、炎症をおこして、しばらくは元気に見えても、
次の日には死んでいる、ということになります。




また、母親から自然に授乳を受けているときはうつぶせです。
仰向けでの授乳も誤えんしやすいので気を付けてください。
とはいえ、自力で吸わせる方法なら、安全性が高いため、
完全なうつぶせでなくとも、抱っこしながら、体が垂直に立っている角度や
上を向いているくらいでも大丈夫です。
自力で吸わせるには乳首の穴は、小さめに開けます。哺乳瓶を逆さにして、
ミルクがじわっとにじむくらいにします。


●ミルクを与える量

犬猫共に、
1日のミルクの量は、なるべく沢山、欲しいだけ与えます。
人間の体温より少し高めの温度がよいです。
1回の授乳時間は、その子がいらないという感じになるまで、
個体差が激しいですが、1分~10分くらいで、猫の方が1回の授乳時間が短く、回数を多くします。
犬は右の人間用の哺乳瓶で、猫は左の仔猫用の哺乳瓶を使います。


●授乳の回数
 仔猫は生後1週間までは、2時間おきに授乳。その後は10日で3時間おき、2週間からは4時間おき。

離乳期は1日に2回(朝晩)くらいで、離乳食と両方を与えます。離乳期間は仔犬は1週間くらいですが、仔猫は20日くらいと長めにとり、完全に哺乳瓶からの授乳を止めるのは、
仔犬は1ヶ月くらいでよいですが、仔猫は7週間くらいかかります。


とはいえ、これは目安で、実際は自宅でお仕事をされている方など、
仕事の合間にちょくちょくと、なるべく多く授乳して頂ければそれでよく、
時間を測ったり、夜中に起きて授乳することもなく(生後15日以内の仔猫を除く)、以外と自由に、
楽しみながら出来るかもしれません。

●離乳

上の仔猫は1ヶ月くらいです。


離乳は、仔犬で生後28日くらい、仔猫で生後35日くらい、
歯が生えはじめて、突然飲む量が減ってくるので分かります。

その頃は離乳に気が付かず、栄養失調になりやすいので、
仔犬猫用のフードとミルクを、お湯に浸してどろどろにしたものなど(離乳食)を、
授乳とは別に、常時置いて置くようにすると安心です。

そして授乳が要らなくなり、離乳食だけで栄養がとれるようになると、
常時、少量のドライフードも置いて置くようにします。

2ヶ月くらいにはドライフードのみになり、いよいよ譲渡となります。


●排泄のさせ方

まずウンチを出して、スッキリさせてから授乳したほうがよく飲むので、
授乳の前に、肛門やその周辺を刺激して、便を出します。

 
この写真の親指の当たっているあたりは下腹で腸がありますが、
この辺りもやさしくなでます。

もし余裕があれば、指だけでなく、ガーゼやティッシュなどをお湯に湿らせて刺激し、
ついでに体全体の汚れもやさしく拭きとると、さらにいいです。



●薬の飲ませ方

また、薬の飲ませ方ですが、仔犬猫は薬が大きらい。
自力で飲むことはなく、無理やり飲ませることになります。

この黒ちゃんは1.5ヶ月

量の少ない液体や粉は、おいしいスープにまぜてスポイトや注射器に入れ、
口の横からいれます。量が多いと、スープにまぜると多くなるので、原液を入れます。
錠剤は、仔猫は粉にして同上ですが、
仔犬は口の奥に入れて、口を閉じさせれば飲んでくれる事が多いです。

この時もうつ伏せが望ましいのですが
、いやがって暴れるので、結果、もうどんな姿勢でもオーケーです。

あらあら、せっかく入れたのに、苦いから吐き出しています。
この顔、Sさんと一緒に笑いました。
ブログ管理者も「なんか笑えるんやけど~^^」って言いました。


●さらに、笑える話をもう1つ。
仔犬は口唇反射で、口に触れる物を乳首と思い吸います。
2匹以上を一緒にしていると、仲間のおちんちんを乳首と間違え吸い続け、
おちんちんが腫れてしまうことがあります。そんな時は吸う仔のみ、別の場所に移しましょう。

この記事をここまで読んで下さった方なら、幼犬猫を育てることができると思います。
もしお手伝い頂ける方がおられましたら、どうかボランティアをよろしくお願いいたしますm(__)m
よろしければ清水まで
09052405398


好き日をお過ごしくださいね
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