昔から「神聖なもの」とされてきたものについて考えてみました。
とてもたくさんありますが、山や湖など自然界のもの、
そして生命…女性や子ども、中には動物をも神聖視する文化もありました。
犬はゾロアスター(火などの自然崇拝)教で神聖とされ、
特に眼の上に斑点がある犬は、悪魔を払うとされました。
また猫も神聖とされ、一例では、古代エジプトの、
第19王朝時代の「死者の書」第17章に、太陽神ラーの化身である聖猫マトゥが、
悪の象徴である蛇と闘う図が描かれています。
犬猫を神とまでするのは、現代の感覚では違和感もあるかもしれませんが
ただ昔の人は、科学こそ発達していなくても、
第六感が、現代人より優れていたことは確かだと思います。
分からないことですが、
たぶん神聖なものとは、心がけて注意しないと、粗末にされやすいもの。
そして粗末にしてしまうと、失ってしまうもの…そしてそれは失ってはならない
とても大切なものなのだと思います。
自然や動物、女性、老人、こどもなどを、神聖とすることで
保護しようという、昔の人の知恵だったのかもしれないとふと思いました。
みなさまも好き日をお過ごしくださいね
