先日、家の中のカーテンでマーキングするワンちゃんのご相談がありました。
今日はそのお返事を兼ねて、ワンちゃんのマーキングを治す
ための記事です。
外でのみ犬を飼うのであれば、マーキングされてもあまり問題はないのですが、
家の中でもしマーキングをされるとしたら、大問題です。
稀に家の中でマーキングをする仔がいますが、それほど例はありません。
ですから通常はマーキングを防ぐため、とか、不衛生やいたずら防止の理由から、
犬を家に入れないでおこうとは考えなくても大丈夫です。
それよりも、外だけで飼っている犬は、ストレスや寂しさのため体臭の強い子が多く、人を癒す力が大変低くなってしまいます。( 「愛することと甘やかすことの区別」 をご参照ください)。
マーキングは少しの工夫で防ぐことができますので以下を参考にして是非乗り切ってください。
●家の中でもし、マーキングが始まってしまった場合の防止策
まず、
1.行動の限定。
例えば、犬の行動範囲を玄関と廊下とリビングに限定したり、
人のいない時には、玄関の土間などに繋ぎぎっぱなしにしたりすることです。
2.早めの去勢手術
マーキングは早めの去勢手術が有効です。
3.おむつをつける
一時的にペット用おむつを付ける。
節約のためにペットシートを腰に巻きガムテープ止める。
これで治ればラッキーですが、これは一時的な対処法です。
4.根本的な原因を取り除く。
4-1「人間の方が上」ということを教える
そもそもマーキングとは他のオス犬に対して、自分の縄張りや優位性を主張す行為です。
つまり、飼い主さんが自分より上だと思っている犬は、
決して家の中でマーキングをすることはありません。
詳しくは「愛することと甘やかすことの区別。犬を迎えるにあたって」
と「ストップ!わがまま犬」
をご覧下さい。
4-2 トイレのしつけを徹底する。
トイレの躾が不十分な場合もマーキングがあります。
詳しくは「トイレのしつけ(簡単編)」 (作成中)をご覧いただき、
しっかりとトイレを覚えさせて下さい。
4-3 多頭飼いの場合、犬どうしの順位付けをする。
犬同士の順位づけもとても大切です。
何をするにしても先住犬を先にして、犬に順位を認識させてください。
4-4 ストレスを取り除く
マーキング行動にはストレスによるものもあるようです。
散歩などの運動は足りているか、
人との心の交流は足りているかも要チェックです。
●まとめ
基本的には、ストレスを取り除き、社会性を身に付けることが大切で、
マーキングが起こってしまったあとの具体的対策としては、
マーキングした所の匂いを完全版に取り去ることです。(木酢液がお勧めです)
そして首輪にリードを付けておき、マーキングしそうになったらそれを
引っ張り「駄目よ」と言うのを繰り返すことです。
いっそ、よくマーキングする場所を水飲み場にしたり、
餌やり場にしても良いようです。
マーキングを治すのは少し根気がいるかと思いますが、
どうかがんばってみてください。応援しています!
※「ペットのしつけ教室」のコーナーは
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お世話になっているドックトレーナーさんや動物のプロのSさんの助言、
実際の経験などをもとに作成しています。
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