おはようございます。青い鳥です。
先日、トライアルしていた男の子が帰ってきました。
トライアル先のご夫婦によると
「四六時中なき続けて、もう精神的に限界です。」とのことでした。
戻ってきたワンちゃんを観ると、確かによく鳴くし、
あまがみの仕方も、何か暴君のようなわがままっぷり。
うーん、なんてわがままな犬でしょう…困りましたね。
私達はトライアルの前にこのような説明をさせていただいています。
「無駄ぼえをしたら無視してください。
これまで兄弟でいた仔犬が突然1匹になったら、
分離不安で鳴きます。
でもその都度人間がきて欲求を満たしていると、
鳴けば何でもしてもらえると思い、わがままになってしまいます。」
そこで、鳴いたときの対応について伺うとご夫婦は
「無視しました。」とのこと。
原因と対策を考えるために
お世話になっているペットのプロのSさんや
ドックトレーナーさんに相談してみたところ、
「個体差があるので一概には言えませんが、
いくら人間が無視しても、わんちゃんから人間が
見える位置にいると、わんちゃんが勝手に
相手にしてもらっていると判断をして、わがままになることがあります。
1番いいのは無視している間は、わんちゃんに人間が
見えないようにすることです。」
とのこと。
要は、犬に、たった1匹でも落ち着いていられる
訓練をしないといけないということなのだそうです。
しかし、しっかりと一人ぼっちにさせておくことだけでは
良い犬になれません。
動物も人間と同じて、関わる時はしっかりと関わり、
信頼関係を結び、社会性を育てる必要があります。
「動物の社会化に終わりはない」と本にもありました。
できる限り多くの人に会わせたり、触ってもらいましょう。
車にのせたり、よく話しかけたりすることも必要です。
そして一緒にいる時にわがまま(吠えたり噛んだりなど)がでたら、
首輪にリードをつけておいて「ダメ」と言ってそれを引っ張るようにし、
何がダメかということを教える必要もあります。
・わがままな時にはしっかりと1匹にさせる(昼間は外に繋ぎっぱなしでいいかもしれません。)。
・関わる時はしっかりと関わる。社会性をつけさせる。
この2つを両輪にして躾るとよいようです。
あと、補足としてぜひ気を付けていただきたいのは、
首輪やハーネスが食い込んで、苦痛のためにわがまま犬になってしまうケース
があるということです。
子犬はすごいスピードで日々成長しています。
また、成犬も体型が変わるなどして、
首や胴回りのサイズはよく変わります。
食い込む事は始終、肉が切れる苦痛を感じることになり、
大きなストレスを与えることになってしまいます。
常に首輪やハーネスの間に指を入れ、指が2本しっかりと入るかを確かめてくださいね。
では、みなさま、今日もよい一日をお過ごしください。
