いつも保護されたばかりの野良の子たちを、まず、受け入れてくださるのがSさんです。
保護されたばかりの犬猫は汚れており、すぐにシャンプーが必要です。
それからノミダニ駆除。
さらに獣医さんでの検査や虫下しなどをしながら、
人間が優しく信頼できることを教え、人懐っこい子にしなくてはなりません。
その1番大変で大切なことをSさんはしてくださいます。
もちろん私(=青い鳥代表)もするのですが、やはり大変で難しく、目のあいていない子を
私は死なせてしまったこともありました。
でもSさんは動物を扱うプロで、目が開いていない子犬猫でも授乳して、上手に育てることができます。
Sさんのお家は、ペットのトリミングをされていますが、以前はペットの販売もされていました。
でも今では、販売を全て止められたとのことです。
そこで売れ残った犬猫や、里親様を見つけられなかった野良犬猫など、全て大切に飼っておられて、どの子も皆幸せそうにSさんの家族として暮らしています。
これだけの動物の世話は大変でしょう?と伺うと、
確かに大変で毎晩寝るのが、夜中の2時を過ぎる、とのことでした。
でもSさんはハツラツとされていて美しく、私の憧れです。
そんなSさんのところにある日、生後5日ほどの本当に生まれたばかりの小さな子犬が4匹持ち込まれました。
私ならとても助けることはできません。
でもさすがにSさんは凄い。4匹とも可愛い子に育てて下さり、
そのうちの3匹は健康ですでに譲渡されました。
残りの1匹は、最初はひときわ小さく、瀕死の状態でした。
白い女の子です。
1ヶ月になっても身体がこつぶで、目が斜視で内臓が弱いのです。
Sさんは「この子だけは私が飼います」と言われました。
私はただでさえ大変すぎるSさんに
「誰か理解して飼って下さる方を探しましょう」といいましたが、
Sさんは責任感の強い方で「大丈夫です」との事でした。
その子犬が「、この子、こつぶちゃん」。
でもすごく可愛いです。
もうSさんにデレデレ。なんて甘えん坊なんでしょう。
体の弱いこつぶちゃん。
でも十分幸せですね。
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