経営破たんしたブリーダーから救出された犬たち。 | 青い鳥動物愛護会

青い鳥動物愛護会

NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。



最近、テレビで山や河原でたくさんの弱った犬が発見されたというニュースが続いています。


実は青い鳥でも今年の初夏のころ、ブリーダーさんが経営に行き詰まり、

そこから助けられたという犬たちを迎えました。

柴犬、ポメラニアン、プードル達です。


柴犬は運動不足なのかヨタヨタした感じで、
ポメラニアンは歯が折れているか顎が砕けて手術をするかしていました。


プードル達は特に酷く、歯もガタガタでしたが、どの子も針がねのように痩せていました。

プードルだけはすぐにオゾンとイオンを発生させる治療器をお持ちの

会員さんにお願いして治療をしてもらいました。

どうしてこの子たちがこんな姿になったのか。


ブリーダーさんからどんな扱いを受けてきたのかは分かりません。

しかし、多分ポメラにアンはワンワン吠えるのがうるさくて、

口に鉄の棒を入れられたのではないかと思われました。


また、プードルの歯がガタガタだったのは、

獣医さんによると、

自由のない環境で、ガムなども与えられず、

ドッグフードはすぐ満腹で食べられなくなるように、水に浸してベタベタにした物ばかり与えられたために、こんなに歯石がたまり歯槽膿漏になり、さらに慢性の栄養失調になったのではないか。

と言われました。


結局、いつもお世話になっている愛護団体V さんの助けもあり、

何とか柴犬とポメラニアン達には里親様が見つかりましたが、

プードル達は元の保護主さんに返すことになりました。

8月にはポメラニアンの里親様より

「ポメちゃんが今朝、突然亡くなりました」と電話がありました。

「遺体は庭に埋め、上にはお花を植えました」と涙声でした。

確かにいくら治療をしても、あんな目にあった動物が長生きすることは難しい思いました。

世の中には良識あるブリーダーさんも多いので恐縮ですが、

繁殖させる親犬の養育には、

一生、ある程度の愛情と自由と散歩などが保証された環境が必要だと思います。

環境が用意されて初めて、繁殖などからの収入があるべきで、

普通に考えると、愛情のある細やかな飼育するとすれば、

上手な方でも1人のブリーダーさんで、同時期10匹くらいの飼育が

限界ではないかと思われます。

きっと悩んでおられるブリーダーさんも多いのではないかと思いました。

今ニュースで騒がれているように

「1人の管理者が50匹もの犬の世話をしていて、

どの犬も身動きもできないほどの小さなケージに

閉じ込められたまま、不衛生な環境で一生を終える」などは恐ろしい話です。


歩き回れなければ、人間ならすぐに発狂するでしょう。

まして犬猫などは野山を飛び回るようにできています。

私たちのブログでも、さらにブリーダーさんの実情など、

詳しいことがわかりましたら、また報告していきたいと思っています。


よろしければ応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 その他生活ブログ ボランティアへ