動物愛護週間に思うこと。 | 青い鳥動物愛護会

青い鳥動物愛護会

NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

青い鳥のEです。

昨日から動物愛護週間になりました。


青い鳥動物愛護会では、ただいま「よくこんなに猫を譲渡するね」と

いわれるほど、懸命に譲渡に走り回っています。

有難いことに、みな、よいご縁を得て、よいご家庭ばかりです。


私から見て、代表清水は、

土地の神様に助けてもらっているのかな?と常々感じているのですが、

本人によると

海や山の掃除をした時には譲渡がうまくいき、掃除をしないと譲渡されない

ということが長い間のことでもう「わかっている」のだといいます。


私などはこの忙しい時にお掃除をしなくてもいいのでは?

優先順位があるのでは?

と何度も言ったことがあるくらいですが。

代表は、「お掃除をするから、とてもよいご家庭からどんどん里親申し込みがある」というのです。


でも、最近、それに追いつかないほどの子猫がどんどん保護されてきています。

昨日も一昨日も、捨てられたと思われる子猫の保護がありました。



(先週大平山で保護された2匹。清水の部屋で
綱引きをはじめました)


これだけ譲渡しても毎日毎日保護猫ちゃんが入るので、

現在10匹も譲渡待ちの子猫がいるのでした。


なぜかというと、

最近、ありがたいことではありますが、

青い鳥動物愛護会の認知度が上がって、

一般の方から「子猫がいるのですが、どうしたらよいでしょうか」、

という連絡が入るようになったからです。

その方々は、自分では飼えない状況の方も多いのです。


かといって、際限なく、一般の方からの子猫を受け入れることは物理的に無理ですし、

でも、ご縁のあった子猫は何とかしてあげたい思いで葛藤があります。


そこで、代表清水と話し合い、お互い次のように思うのでした。




どうか、子猫を見つけてしまって、なんとかしてあげたい方は

自分とその子猫にはご縁があり、そのご縁を大切にしようと思っていただきたいのです。


誰かにしてもらうだけでなく、その方自身も少しでいいので時間や労働を提供していただき、

草の根の動物愛護活動のメンバーになっていただきたいのです。


青い鳥動物愛護会は里親譲渡に力を貸しますが、もし、もらわれなかったときは

ご自身の猫として避妊手術をし、家の飼い猫か外猫(地域猫)にする

覚悟をもっていただければ、少し費用は掛かりますが

まわりまわって自分が誰かに助けられるなど人生にプラスになると思います。

清水が掃除することと同じだと思います。



そしてもう一つ痛切に感じるのは

これほど子猫の捨て猫が多いという事実。

残念ながら飼い主の方が避妊去勢手術をせずに猫を飼っているケースがまだまだ

多いということです。

明らかに猫の数は貰い手に比べて多く、飽和していると感じます。


飼い猫にしろ、外猫にしろ縁のあった猫ちゃんですから

生まれてしまってから、子猫をどうしようかと悩む前に、

どうか最後まで責任をもって、避妊手術をして飼っていただきたいということ、

痛切にお願いしたいと思います。







天真爛漫な子猫ちゃん。

もし捨て猫のままだったらほとんどが

残酷な殺処分か病気や事故で残酷な死を迎えます。





犬や猫を捨ててしまう方は、
とりあえず、残酷な場面はみたくない、
誰かが助けてくれるかもしれない、
という気持ちから捨ててしまうのでしょうが、
やはりそこにあるのはエゴなので、
その姿勢はまわりまわってご自身に帰ることになってしまう
と思います。

命を粗末にする立場から
自分が命を救う側へ、
私たちは変容していきたいものです。

迷ったら、

より愛のある行動へと向かいたいものです。

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