ミナトちゃんとタビちゃん | 青い鳥動物愛護会

青い鳥動物愛護会

NPO法人青い鳥動物愛護会の公式ブログです。人と動物が真に共生していける心豊かな社会を目指しています。

野良犬の子どもたちが譲渡されたあとの報告シリーズです。

第1回のシリーズは「プーマくん」でした。


第2回 ミナトちゃんとタビちゃん


この飼い主さんは、もともと可哀想な子を助けたいという思いが強い方で、

「もらってもらえそうな子は他の人にお譲りして

もらってもらえなさそうな子をうちがいただきます」
とのこと。


ときどきこういう方はいらっしゃって、素晴らしくて有り難くて

本当に頭が下がります。

会長のSさんが「黒い子が人気がないです」と伝えると

「じゃあ、黒い子をいただきます。」とすぐに決まりました。

さっそく伺ったおうちは広い日本庭園もある立派なお家。


黒い子犬を見せると、ご家族は「可愛い」ととても喜んでくださいました。

本当はきょうだいで黒い子が2匹いることを伝えると、

そこのお父様が「どうせなら、黒い子を2匹とも助けたい」

おっしゃいました。奥様と娘さんが「お父さん、2匹もいっぺんに

むりじゃない?」とおっしゃっていましたが、

「いや、絶対に飼える」というお父様の強いご意志で

黒い子を2匹もらってもらえることになりました。


この子たちはミナトとタビと名付けられました。

(港出身だからですね。)


とてもかわいいですね。


ツキノワグマちゃんみたいですね。



譲渡するときはまだ1か月でミルクをあげていたので

お母様は哺乳瓶でミルクをあげてくださったそうで、

ずっと夜は2匹につきそい、寝ずの番をしてくださっていたそうです。

それでお母様が睡眠不足でかなりお疲れになってしまったので

お嬢さんから相談がありました。

会長のSさんが「もうミルクじゃなくても大丈夫ですし、

夜は放っておいても大丈夫です」と言うと、

安心してお母様も夜は眠れるようになったそうです。

献身的な愛情を注いでくださっていたんですね。


餓死か捕獲されて殺処分の運命になるはずの野良犬の子ども、

その中でももっとも人気のない黒い子犬が

こんなに大切にされて本当に感謝感激でした。


もうすぐ2匹で広い春のお庭を走り回って遊ぶのでしょう。



よろしければ応援お願いします。

にほんブログ村 その他生活ブログ ボランティアへ
にほんブログ村