【番外編】保育園選び失敗しました!70人が集う保育室! | アオバトの子育てお役立ち情報

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こんにちはアオバトです。

自閉スペクトラムと知的障害を持つ4歳児の母です。

3回に分けて紹介してきた保育園選びの失敗談。

実は別の保育園選びも失敗しています泣

 

今回の失敗の原因は、息子の障がいにマッチしていなかったことです。

とても素晴らしい保育園だったのですが、結果的に退園しました。

 

この記事は、3歳児クラスで通っていた保育園の話しです。

 

↓1歳児クラスで通っていた保育園の話しはコチラ!

 

 

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  3歳児クラス転園当時の息子

  • 3歳1か月
  • オムツ外れる兆しなし
  • 言葉の出始め(パパママ・色・数字)
  • 要求を伝えられない(クレーン現象あり)
  • 馴染めないと走り回る
  • 手遊びに興味なし
  • リトミック大好き
言葉の遅れが目立ってきたころです。
ルールのある遊びはできません。
 
友達との関りは、一方的にやられっぱなしあせる
おもちゃを取られても嫌と言えず、泣いたり怒ることもありません。
 
2歳児で3回の熱性けいれんを経験。
コロナもオミクロン株が猛威を振るい始め、感染予防にとても気を使っていたころの転園です。

  保育園を選んだ理由

  • 園全体がキレイ
  • 食育に力を入れている
  • 職員の対応が良いと評判
  • セキュリティがしっかりしている
  • 荷物が少なくて済む(オムツ・歯ブラシ・タオル類は園側が用意)
  • 入園前から親身に相談に乗ってくれた
定員80名のこじんまりとした保育園ですが、園庭やアスレチックもあり設備もしっかりとしています。
今回は口コミ情報もリサーチしてから決めました。
 
実際に通っている人の評価が良く、某口コミ情報でも星4.75もある保育園です。

 

 

 

 

 

  グレーゾーンの息子にも親身に対応

6月に発達外来への受診が決まっていた息子。

入園当時の4月には未判定の状態。いわゆるグレーゾーンです。

 

見学へ行ったほかの園では、障害認定されてからでないと加配置の対応はできないと言われていました。

 

しかしこの園は4月から加配置対応を約束していただけました。

1歳児クラスの園で、トラウマになっている私にとっては、とてもうれしい対応でした。

 

 

  転園当日から違和感

しかし登園当日から、部屋の大きさに対する子供の数に違和感を覚えました。

 

いつ行っても3歳・4歳・5歳の子ども達がワチャワチャとしている状態。

 

真顔「いっぱい(子どもが)いますね・・・。」

ニコニコ「うちの園は大きいクラスの子が、下の子を見るようにしているんですよ」

照れ「年中さんに上がった子たちは、お兄さんになれて喜んでいます!」

 

なるほど。
縦割り保育を採用している園なのね。
 
息子の担当になった女の子は、愛想のない息子の顔を覗き込んだり、肩を抱いてみたり・・・。
 
息子はかなり困り顔ショック
 
何度も正面に現れる女の子を交わしながら、室内をグルグル走り回っていた。
 
しつこくて嫌がっているかも不安
 
これが1日目の印象でした。

  こぶしを口に入れるように・・・

違和感を持ちながらも、しばらくすれば慣れるだろう。と通わせていました。
 
5月頃から息子の態度に異変が・・・。
こぶしを口の中に入れて、舐めるしぐさが増えました。
 
赤ちゃんの時でさえ、指しゃぶりをしなかった息子。
これは何かの兆しかもしれない・・。
 
原因がわからないまま数日が経過。
 
そしてお迎えの時に、ある共通点に気づく。
 
こぶしを口に入れた状態の息子が、先生に抱っこされているびっくりマーク
 
真顔「先生。うちの子なんで抱っこされているんですか」
ショボーン「走り回ってしまい、危ないので・・・。」
 
相変わらず、ワチャワチャ子どもの多い室内。
 
真顔「縦割り保育は何時から始まっているんですか?」
ニコニコ「3歳から5歳児は、基本的にこの部屋で過ごしていますよ」
 
なんと!!??
 
ニコニコ「学年活動もあるので、ずっと。ということはないですけどね。」
ショボーン「お姉さんが来ると、息子君は逃げ回ってしまい危ないので、最近は抱っこが多いです」
 
抱っこが多いです。って・・・。
 
不安「先生。手をかけて頂いているのに恐縮ですが、息子暇してます泣
キョロキョロ「あ。そうですよ・・。」
 
さっと息子を下す先生。
 
ショボーン「息子君ごめんね。つまんないよね」
 
と優しく声をかけてくれる先生・・・。
 
ショボーン「けがをしないようにと思っていたのですが・・。対応の仕方、園長と話し合ってみますね。」
 
とても優しくて良い先生です。
申し訳ない気持ちでいっぱいではありますが、対応変更をお願いして帰ることに。

  70人が集う保育室

翌朝、園長先生が待っていました。

 

にっこり「息子君に不快な気持ちを与えて申し訳ありませんでした。」

不安「いえいえ。そんな・・。息子が馴染めないのが原因ですのであせる

 

にっこり「帰りにゆっくりお話しできますか?今日は抱っこを控えて保育いたしますね」

ニコニコ「ありがとうございます。よろしくお願いします」

 

私が仕事があることも考慮して、帰りに話し合いの時間を作ってくれました。

本当に丁寧な対応に感謝です。

 

そして話し合いの時間に。

 

驚き「安全面を考慮して、抱っこが多くなってしまったようです。」

煽り「今後はお世話係の子をつけるのを辞めて、職員が対応していきます。できるだけ自由にしてもらいますね」

 

ひらめき「ありがとうございます。ちなみにこの部屋に何人の子どもがいるんですか

無気力60人です・・・。保育士を合わせると70人近い人数がいます

 

なるほど。ワチャワチャしてるわけだわ・・・。

 

通常の保育室をの壁をぶち抜いて、2部屋を合わせたような保育室。

ホールのように縦長の部屋に、3歳児から5歳児が集うクラス。

 

まさか60人の子どもがいるとは思わなかった・・。

 

見学の時に見た部屋は、全部乳児クラスのものだったようです。

1歳半の時に転園のために見学したので、後から考えれば当たり前なんですけどね泣

 

3歳から合同と言われたような気もするけれど、忘れていました。

 

 

 

 

  退園を決める

対応のおかけげ、息子の癖もなくなり安心していたのものの・・。

 

自由にさせてもらい、好きな時に走り回る息子あせる

転んだぶつけたは日常で、お友達と衝突してしまうこともしばしば・・。

 

登園させることに罪悪感を感じ始めた私・・。

退園した方が良いのだろうか泣

 

この学年を乗り越えれば改善されるのであれば、きっと続けていたと思います。

ですが、年長までの3年間ずっと環境は変わらない。

 

さすがに無理がある。

 

学年が上がれば小さい子も入園してくる。

息子が原因でケガをさせてしまうかもしれない・・・。

 

こんなことを毎日考え悩んでるころ、コロナ感染者数が急速に増加してきました。

 

70人が密集していれば感染情報が入らない日はなく、登園そのものに不安を抱えるように・・。

 

普段から風邪をひきやすい息子は、1週間に何度もPCR検査を実施。

とうぜんPCR検査中は、私も旦那も仕事を休まなくてはいけません。

 

仕事を休むストレスと、PCR検査の結果待ちの恐怖。

そして70人が集うクラスに馴染めず、プチパニック状態の息子・・。

 

とどめは自閉症と知的障害の障害認定。

 

いろいろ悩んだ結果、転園ではなく退園を決めました。

 

 

 

  保育園方針も選ぶ基準に

3歳児クラスで転園したこの保育園は、寄り添ってくれる本当に良い園でした。

 

しかし施設の作りや環境が息子には合っていませんでした。

 

最初の失敗を活かし、大きすぎない園。

話しを聞いてくれる園にこだわって選びましたが、環境については考えていませんでした。

 

学年が違うとはいえ、1部屋に60名の園児と職員10名。

 

さすがに多いです。

 

大きい子が小さい子のお世話をする。

縦割り保育にはメリットも多く、保育方針として取り入れている園も多いと思います。

しかし、息子のような自閉症児には厳しい環境です。

 

特にこの園は、時間で分けた縦割り保育ではないため、1日中お姉さんにお世話をしてもらっていました。

 

息子から見たら、追いかけまわされ、スキンシップを強いられ、遊びを強要され・・・。

 

こんな状態が1日中続いていたわけです。

 

考えたら大人でも結構しんどいですよね・・・。

息子もよく耐えたと思っています。

 

転園も視野に入れましたが、身体の弱い息子はどこへいっても休みがちなるでしょう。

そのたびにPCR検査をし、夫婦で仕事を休んでいたら生活にも支障がきたします。

 

私が仕事を辞めることとなりましたが、生活のためには仕方のない選択だったと思っています。

 

今は療育に楽しく通っている息子。

私は子どもとの時間をたっぷりとれるようになりました。

 

仕事を辞める結果となってしまいましたが、今の生活も悪くはありません飛び出すハート