勝ちたい奴は『休み明け』を買え!
~逆を張る勇気が勝利を呼び込む~
大串 知広(小倉の馬券師T) (著)
データ本に分類されるが、中身はなかなかのもの。
読んでみたら、単なるデータ本じゃない。
本当に役に立つデータとは何か?
信頼できるデータとは何か?
過去10年の傾向など、分母が少ないから信頼できるかどうかは?
1度だけの高配当が回収率を底上げしている可能性ありで、再現性があるデータかどうかもわからない。
本当に役立つデータというのは分母が大きくて再現性が高い。
分母が大きいということは総数が多いということ。
分母が小さい(総数が少ない)データは隔たりがあり、1つ2つの高配当のデータが大きく影響しているので信頼できるデータとはならない。
信頼できるデータの総数を、同書では最低でも千という数字を挙げている。
例外的に千に満たないデータもあるが、それは元データが5千くらいあってなおかつそのデータが信頼できるものであれば、その元データからさらに条件付けして絞ったデータが千に満たなくても信頼できるデータとなる。
同書ではその元データのことを親データと呼称している。
青い鳥の表現力の無さには閉口(×ω×;)
この説明で何人の方がわかっていただけるだろう(;,;´_ゝ`;□ヾ(・ω・`。) フキフキ
勘や運に頼った買い方、思い込みの馬券はいけない。
それでたまたま当たることもあるだろうが、それは「たまたま」の域を出ない。
まぐれはまぐれだと。
タイトルにあるように休み明けの馬に特化した本だが、第6章では休み明け以外のデータも掲載。
休み明けの好調教は買いか?という項目が最も興味を引いた。
ちゃんと時計の目安も記載されている。
・・・とにかく、異色のデータ本。
青い鳥はそれこそ数多く馬券本・データ本を読んできたが、こんなデータ本読んだ記憶がない。
データに対する考え方が変わった(かもしれない)。
書評・レビュー ブログランキングへ