コロナもインフルエンザも
姑の施設は落ち着いてきたので
20日に面会に行きました。
現在29キロしか体重は無いのですが、すごく元気そうでした。
浮腫みもないし、歩行器の運転もスイスイと出来ていました。
この1年の中では一番の目力もあり、笑顔もいい感じ
この調子で来年4月の100歳は行きそうですね。
10分くらいケアマネさんも含めて話をしましたが
毎日 塗り絵をして楽しく過ごしている事や
施設のみんなに浴してもらっているから、ここが良いと
以前の施設だと、自分の気に入らない利用者さんや
職員さんがいることを私にぐちぐち伝えたりしていましたが、
この施設に入所してから、全くそれは無いです、
良いところでよかったねと話を勧めていくと
「私には家が無いから、家は焼けてないしね。
ここ以外に行くところはない」と
「ここは温泉津の端で、すぐに海が見えるところにあるんだよ」
「一平や小春もあんなに可愛がって育てたのに
知らん顔するし、外国へ行ってしまって、誰もいないから、
私はここがいいよ」と
火事で焼けた話は前々回の面会から突然言い始めたのですが、
姑の脳内では、
生まれ育った大森銀山の近くの施設に暮らしていて
住んでいた家は火事で全焼になったので、
自分は施設に入っていると思っているみたいです。
家族で名前を憶えているのはひ孫の二人と私だけ、
自分の子ども二人と孫4人は、ほぼ記憶に無いようです。
名前を憶えているひ孫は自分が一生懸命可愛がって育てたのに
知らん顔するし、今は外国へ行っているから会えないのだと
思っています。
今、自分が施設にいる理由を自分なりに納得いかせるために
火事になり、家族は外国へ行っていると、
心が穏やかになるように思い込むことにしたのだと思います。
認知の人の
作り話も何かしら理由があるのだと姑を看ていると
判ることがあります。
火事は、確かに済んでいた家の前のお宅が火事で全焼になるのを、
姑は真ん前でジーと見ていたそうです。
どこかでその光景が自分の家にすり替わり、
ひ孫が外国に行ったのは
ひ孫の親である孫が学生の時にアメリカへ留学したことがあり、
記憶の中から出てきたのだと思います。
ケアマネさんも私も
姑の作り話を、、
静かにうなずきながら聞いて、
そんなのウソだよとは決して言いません。
今は、その幻想で気持ちが落ち着いているのですから
普段は
息子に姑の所へ行くように頼むことは無いのですが、
もし、よかったら面会に行ってくれるようにと頼みました。
顔を見れば、また脳内がすこし変化するかもしれません。
来月の面会の時の話が楽しみです。
