夏の終わりに大井川鉄道に乗る同窓会をしますと
大学の同級生から連絡がありました。
友人数人へ連絡を入れる中で
自分の体の事やら親の介護の話にどうしてもなります。
「頑固者の親父は認知症になったよ」と話す者がいて
「全然可愛くないので、嫁さんが困っている」と
よく昔から言いますよね。
頑固者で融通の利かない人は認知症になりやすいって
ケアマネをしていた友人に
よく「あんたのところのバーさんは絶対に認知になるよ。
しかも可愛くないばばーに」と言われていました。
経験値かな?と思っていましたけど
どうやら医学的にもその気質はあるみたいです。
エとコルブという精神科医が1958年に出版した精神医学の教科書には「老年痴呆になるような人は元来、融通の利かない、かたくなな人が多い」と書かれているらしく、それ以降もいろいろ研究されているみたいです。
東北大学大学院 辻一郎教授
健康で認知が出ていない老人は
「明るい」「社交的」「開放的」な性格の人が多く
認知症老人では「わがまま」「頑固」「潔癖」「しゃくしじょうき」「閉鎖的」な人が多かったの結果が出ています。
もちろん性格的なものもあるだろうし、
病気が原因もあると思うけど
心の中で先を読んでいく予備脳、
周りを察する洞察力、柔軟な思考は認知症になりにくいみたいです。
我が家の姑は、頑固で融通の利かない人と有名な人でした。
結婚前、私は小学校や中学校へ出入りする仕事をしていました。
行く先々で姑をご存じの先生方から、
すでに退職していた姑に関して
△■先生は難しいよ。
とよく言われました。
同居はしないほうがいいよとも言われました。
どの先生方もそれ以上は教えてくれませんでしたが
とても気の毒そうに私を見ておられたんだろうと
今になるとわかります。
私としては
姑と結婚するわけではないし、
子どもが生まれても仕事がしたかったので同居すると
友人のところでも姑さんが世話してくれるので都合いいかなと
安易に考えていましたが、それは間違いでしたね。
姑にとってはいい家政婦ができたくらいの気持ちだったのです。
結婚後に姑は家事は何もしない
口は出すけど金は一円も出さない
家長だからとやたら威張るだけで
尾頭付きの魚を食卓に出すように
新聞は家長が一番先に読むものだ
旅行に行くときは、三つ指をついてお願いするものだ
姑が旅行に出るときは餞別を出すものだ
こんな要求は当然のごとくしてきましたが
家長としての尊厳は何もないししない
お金は出さない。
ただの、変り者の変な人でしかなかったですね。
出産祝い、お年玉、子供のお小遣い、入学祝い
成人式のお祝い、結婚祝い戴いていません。
一度、お年玉を二人に1000円ずつもらいましたが
翌日に、やりすぎたから500円ずつ返せと言われたので
それ以降、お年玉はいただかないことにしました。
結婚前に本当に
いろんな方からの忠告を聞いておけばよかったと
反省したのは結婚後すぐでした。
ただの変わったおばさんでしかなかったのです。
とにかく自分の都合を第一にします。
結婚後に姑が自慢そうに話したのは
「銀行に行こうと思うと、3時にしまっているので、どうして3時に閉めるのかと、銀行の人に文句を言いに行った」
そしたら支店長をはじめ皆が出てきて頭を下げたんよ。と
もう恥ずかしくて、その銀行の支店にはいかないようにしました。
未熟児で長男が生まれて、その医療補助金が高額所得者?の姑と同居をしているので、出ない可能性があると知らせがあり、
それに対応する手続きを取ると姑に説明したのですが
なぜだから、市役所や保健所に、私でなく姑が文句を言いに
行ったのです。
市役所に勤めていた親戚の人や、保健所の未熟児担当の保健婦さんが、
「あの姑さんは、人の説明を聞く耳を持たない人だから竹下さん大変だと思うよ」と同情してくれました。
私や夫が頼んでもないし、手続きをして世帯を分ければいい話だったのに、そして補助金が出ようが出まいが、
出産祝いや生活費を姑が出してくれたことはないので
姑には関係な話なのに、、お金が出ないってことに腹を立て
あんたたちのために役所へ怒鳴りに行ったと
自慢そうに話したので、、吐き気がしそうでした。
誰のためでもなく
自分がお金を出さなくて済むことが一番大切な人なのです・
頑固者と言われる人も姑のような人ばかりではないとおもいます。
頑固者は悪いわけではありません。
、さまざまな性格のうち、認知症の発症リスクと最も強く関係していたのが「責任感」で、責任感が強い人はそうでもない人と比べて、認知症発症リスクが約35%低下していました。また、「自制心」と「勤勉さ」も認知症の予防につながっていることがわかりました。
これらの3つの要素を合わせ持った人、すわなち、責任感があって、自分をコントロールでき、勤勉に働く人を大概は「誠実な人」と称しますが、誠実な性格の人は認知症になりにくいということかもしれません。
家族や自分の会社を守るために信念を貫く
頑固者は責任感があるのですが、
ただの、自分勝手をわがままを通すための頑固者は
人のことなど考えていないのです。
家族を守るために危機管理や先を見る目をもつ
頑固者は認知にはなりにくいと思います。
認知症になりやすい性格
★協調性がない
★イライラしやすい、気にしやすい。
うちの姑そのものですね
今更遅いかもしれませんが、そんな家族をお持ちの方は、すこしだけ家族の向き合い方などを長い間をかけて話し合ったほうがいいと思います。
そして自分自身も頑固な人にならないように
幸せな人生と認知症予防を両方とも実現したいと願うのであれば、誠実という品性を身につけるのが一番の近道かもしれません。
と 向川 誉 氏が書かれていました。
誠実にまじめに
そして先を読める力を持って
出来るだけ認知症にならない人生を送りたいですね。

