23年ぶりのご指名いただきました。島根のバルーンショップBLUESKY | 縁結びの島根県バルーン屋の独り言 あおいそらのブログ

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島根の西の端っこ益田市で風船屋さんをやっています。
風船のお話だけでなく日々の生活、美味しい食べ物、綺麗な物
風船販売の嬉しいこと、哀しかったこと
感動したこと、そして一番伝えたいこと
書かせていただいています。

 

実家の時計店から電話がありました。

 

「◎◎悦子さんが会いたいと行ってこられている」

 

アッと思いました。

 

実は数日前に

その方のことをふと思い出していたのです。

教員だったその同じ名前の「悦子さん」

 

バルーンをする前の前の仕事

 

実家の時計店の手伝いをしていたときのお得意様でした。

眼鏡士として働いていましたが

 

ご指名があると、職場や御自宅へ、時計や宝石をセールスに伺うことも

 

「悦子先生」と呼ばせていただき

お得意様でした。

 

 

「悦子先生」は30年くらい前に

 

クモ膜下出血で 一時期は命を危ぶまれるくらいの状態でしたが

 

くも膜下出血

くも膜下出血とは、脳の表面でくも膜の下の層を走っている動脈にできたこぶ(動脈瘤)が

破れて、くも膜の下に出血が広がる病気です。

脳梗塞・脳出血・くも膜下出血を「脳卒中」と総称しますが、

くも膜下出血は脳卒中全体の約1割程度です。

しかし、太い血管から出血するため一般的に出血の程度が強く、他の脳卒中と比べると

生命の危険が高くなります。

 

 

退院後にプールにリハビリに行かれたりと

生きること、仕事することへの姿に、とても勇気をいただいた方です。

教師として、我が家の姑のこともよく知っておられたから

 

結婚当初から、「大変だよ、あの人を相手にするのは」と

 

何かにつけて私を気遣ってくれていました。

 

そんな大切な人なのに

 

実家の仕事を交通事故の後遺症でやめ

 

整骨院の補助として働きはじめ、今のバルーンを仕事にしてからは

 

お会いすることもなく、年賀状もこのところ不義理をしていましたので

 

数日前に、ふと「悦子先生」元気なのかな?と

思い出した事は不思議な気持ちでした。

 

 

そして

電話が、、

 

 

風邪が完治していないので、マスクをして

 

こちらのアレンジを急いで

 

包んで出かけました。

 

 

聴力が衰えたとのことで

ご主人が筆談で、伝えてくださるとのこと

23年ぶりの「悦子先生」は

小さくなられていましたが、

 

しっかり私の事を覚えていてくれて

「あいたかったよ」と何度も涙を流してくれました。

 

先日、姑と同じ施設にショートステイに行ったとの事

 

その際に姑と話したけど

全然 あの人は変わってなかったよ。

悦子さんは大変な苦労をしているなと思ったよと

 

自分の体が不自由で大変なときに

私の事を思い出してくれたとのこと

 

私も思わず

「悦子先生」を抱きしめて泣いてしまいました。

 

感謝ですよね。

何十年も私の事を気にかけてくれていたこと

悦子先生自身もお姑さんにはとても苦労されたことを知っているので

 

自分のことのように

私を気にかけてくれていたのですね。

 

この数十年の不義理を本当に申し訳なく思いました。

 

小さなアレンジですが

とても喜んでくださいました。

 

暖かくなって

私の風邪が完治したら

是非、ご自宅へ遊びに行くことを約束して

お別れしました。

 

 

嘘でもなく

数日前に「悦子先生」のこと思い出したことは

 

お互いにどこかで気にかけていたからだと思います。

そして、私は行動をとらなかったけど

「悦子先生」は会いに来てくれたことに

深い愛を感じました。

 

誰かのことを

ふと思い出したり、気になったら

連絡をとって見ようと

あらためて思った私です。

 

お互いの糸が

どこかで今が逢うときだよと

伝えてくれているのだと

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

 

 

さて

今週末は

石見元気まつりに出店します。

 

たくさんの皆様の御来場お待ちしております。