~ 心に花を咲かせましょう ~ 葵桜きもの着付教室 まつさき まゆみ です。
ご訪問いただきありがとうございます。
シーズンになったので、過去記事の再投稿です。
季節の変わり目の衣替えの話です。
ややこしい話なので、初心者の方はスルーしてくださいね。
この時期は、着物の衣替えにともない、着物周りの小物や帯も夏用にシフトしてきます。
(でないと、暑いしね)
一応ルールがあります。
必ず守らなければいけないわけではありませんが、参考までにご覧ください。
絽の半衿について・・・
某大手着付け教室では、6月1日になると一斉に絽の半衿になります。(今も)
私自身、20年前にインターンをしていた頃からそのように決まっていたように記憶しています。
でも、実はもっと細かいルールがあるということを知りました。
半衿が豊富な「荒川商店」さんに伺った際に、
「単衣用」と「盛夏用(薄物用)」を区別して半衿を作られているということを教えてもらいました。
単衣の時期の半衿は、楊柳が主流だと言われますが、
絽を用いる場合は、絽縮緬やたて絽と言って、透け感がやや少ないものが販売されているそうです。
そして、薄物の時期になると、薄めの絽や紗や麻を用いるそうです。
※単衣に麻帯を締める際は、素材合わせといって麻の半衿を用いてもOK
参考までに、右側の半衿がたて絽(単衣用)。左側の半衿が絽(薄物用)。
たて絽の半衿を着用してみると、ほとんど絽目が見えないです。
夏帯について・・・
※夏用(絽・紗・羅・麻など透け感のある帯)
上記に
「※単衣に麻帯を締める際は、素材合わせといって麻の半衿を用いてもOK」と書いてますが、
帯は着物よりも一足早く夏物を用います。
5月の終わりごろに、「いつから夏物使ってもいいの?」と聞かれました。
一応、私が参考にしている衣替え表によると、6/10頃になっています。
が、着物の衣替えも衣替え表よりも早めに単衣を使っているので、帯も早めに夏用を使い始めて良いかと思います。
※このように麻の帯を使う場合は、半衿も麻を使ってもよいそうです。
帯周りの小物について・・・
帯締め帯揚げは6月入ったら夏物(透け感があるもの)を使います。
※ゆるぎの帯締めは年間通して使うことができます
この時期は、めまぐるしく季節が変わっていってコーディネイトが追い付かないですね。。。
そもそも、「この時期に着られる着物がないよ」という方もあるかもしれませんね。
着物初心者に強い味方の夏の着物(浴衣)
着物として着られるような柄行きの浴衣の下に夏用の長襦袢を着て、
半巾帯を締めて、この時期をやり過ごすのもありかなーと思います。
セオαは重宝する浴衣の代表格になってますが少々お高い。
予算的にまたは、柄が気に入ったものがない・・・と言う方は、
セオαでなくても着物っぽい浴衣を探してみると良いと思います。
襦袢について・・・
この季節は、着物のルール関係なく、夏用の長襦袢(半襦袢)も用いることをおススメします。
でないと暑いしね。。。
一口に夏用の長襦袢といっても色々あります。
正絹/洗える正絹/綿/綿麻/麻/ポリ/爽竹
などなど。
私は去年までは主にポリの洗える長襦袢を着ていたのですが、少々暑かったです。
一昨年までは、夏に着物を着るのは週2回程度だったので、さほど気にならなかったのですが、
去年の夏に、ガッツリ着物ですごした結果、少しでも涼しいものを・・・と夏の終わりに色々物色していたようです。
夏物の引き出しに沢山襦袢が眠ってました。
綿(さらし)/綿(サッカー)/綿麻/麻
白物は季節に一枚あったら充分なので、他は染料で染めて着用してます。
(http://ameblo.jp/aoisakura-blog/entry-12038169479.html )
私はサンプルとして色々揃えるてますが、生徒さんはその必要は無いので、使えるアイテムを少しずつ揃えていってください!!
そのあたりはレッスンでお伝えしていきますね。
着物の楽しさお伝えします。あなたも一緒に着物ライフを楽しみませんか!?