妄想*あなたのそばにいるよ。 | 青と虹色 ~嵐*大野智さん*天然+大宮~

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大野智さんfanブログ。 愛されリーダー+仲良し嵐5人が大好きです

※以下妄想ストーリー(完全フィクション)です
実在の人物・団体とは一切関係ありません。


苦手な方は華麗に、スルーでお願いします



パラレル要素含んでますので
ほんとに笑って読める方だけお願いします。


*おさらい→  吾輩はニノ。


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オイラの名前?

ちゃんとした呼び方はあるんだけど
いつの間にか、皆が『リーダー』って呼ぶから
それでもいいかなって思ってるんだ。



「わあ!可愛い~!!」

あ、近所の女の子達だ
オイラを見るといつも駆け寄ってきて撫でてくれるんだよね

でも今日は知らない子も沢山いるなあ…

「リーダーって本当に人間に慣れてるんだね~飼いネコかなあ?」

ニャ~~…と鳴いたら

良かったら食べてね!と パンを置いていってくれた。
オイラ一人じゃ多いから 後で ニノやマーとも一緒に食べようかな。

でもニノに見せたら 体に毒ですよ…って言われるかもなあ。ふふふ

「あ」

「あ、サトシくん」

そういえば、ショウくんだけはいつもオイラの事
ちゃんとした名前で呼んでくれるんだよな…

でも「サト↑シくん」ってちょっと変わったイントネーションなんだけど。
オイラは結構好きなんだ。


「お散歩ですか?」
「ん~まあね。ショウくんは今日はいかないの?」
「今日は家の人出かけてるんでお留守番です。」
「いつもエライね。」
「ううん。俺はここでこうして主人を待ってるのも好きなんだ。」
「…  ふうん そっか…」

主人…  か。


オイラの主人は…



「俺も…そろそろ帰ろうかな…」

「ああ、そうだね。あんまり遅くなるときっと心配するから。」
「うん。じゃあまたね ショウくん!」


なんだろう…


胸が ざわざわする。


風が 湿ってきている
もうすぐ雨が降るのかな…。



ポツ…


あ、  やべえな…もう降ってきた…
家までもう少しなのに
どんどん雨が強くなってくる

あんまり濡れて帰ると
また心配されちまう…


そんな事を考えながら家に着くと
明かりが点いていない事に気付く。

「あれ?まだ帰ってきてないのかな…」

そう思って俺専用の出入り口からそっと中に入ると
彼女は椅子に座って小さくなって静かに泣いていた。



また 泣いてるのか…
こんな暗い所で 一人で…



「にゃぁ~…」

俺が呼ぶと
彼女は体を一瞬 ビクっとさせた後、俺に気付くと駆け寄ってくる

「サトシ!…どこ行ってたの?心配したよ…」

………。

彼女は俺が雨で濡れていると分かると
タオルで体を拭いた後、 ドライヤーで一生懸命 体を温めてくれた。


俺は十分、温かいよ
でも あなたが

「あ、もうお腹空いたよね。今 ご飯あげるからね。」

さっきまで泣いていたのに…
俺の前でも泣いていいのに…

あなたは絶対 そうはしてくれないよな…

俺の名前は旦那さんの名前と一緒なんだ。
だけど 彼はもう ここにはいない。

俺を拾ってくれた時、
[ 空から私達を見守ってるんだよ ]と
彼女は俺ではなく 自分に言い聞かせるみたいに呟いたんだ。


あれから
沢山の時間が流れたけど
あなたは 時々 さっきみたいに必ず椅子に座って小さくなって泣いているんだ。


俺に…  何か出来る事があればいいのに…





彼女に擦り寄って
顔を舐めると

くすぐったいよ。と言って笑ってくれる。

俺はあなたの泣いてる顔よりも
笑ってる顔の方が好きなんだ。



…そうだ。


俺は最近マスターした空中ハイジャンプと
高速4回転をして見せた。

彼女は「わあ」っと驚き
「サトシは凄いね…!」と言って喜んでくれた。




今の俺には…

こんな事位でしか彼女を喜ばせられないけど











これからも ずっと傍にいて

俺は 







あなたを守るから…




















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動物シリーズ続いております…
コメントも、本当にありがとうございます。
参考にしつつ、いつも大切に読ませてもらってます♡

後もう1回位 リーダーのお話は続くと思いますが
またお付き合い頂けたら嬉しいです。^^

yaco