ねこちゃん【追記】 | ポレポレでいこう♪

ポレポレでいこう♪

好きな音楽や、好きなこといろいろ。
日常の「わくわく」を切り取ったお話しや、考えごと・ひとりごとなど。

「言葉選んで 挙げ句間違え」てばかり。
それでも言葉にしたいから…

今日、猫を2匹みかけました。


一匹は子ねこ。
息子を送る途中、道の端っこに横たわっていました。
雨に濡れて毛が身体にぺったり張り付いているからか、かなり細く見えました。
おそらくもう亡くなっていました。



もう一匹は、大人のねこ。
息子を送った帰り道、やはり道の端っこに横たわっていました。

最近、よく見かける猫ちゃんでした。
ケンカをしたのか毛が薄く、皮膚が透けていて、秘かに気になっていた子。

昨日も帰りに見かけて、息子も「ねこちゃん!しゃしんとって!」って言ってたな。


どこかのお家の子なのか、野良なのかも分からない。


一瞬、この子ももう亡くなっている…? そう思ったけれど、

「猫ちゃん?」と声をかけてみると反応がありました。


生きてる!


でも、こんなときってどうしたら?



一度家に帰って、タオルをもって引き返した。
歩けないようで、ずっと同じ場所にいて
でも、手足を弱々しくもしっかりとバタつかせていました。
口元も、すこし動いてた。



保健所に 電話しました。

「道で、猫が 弱っているんです…」

すると、電話に出た女性は申し訳なさそうに「うちでは扱っていなくて…」と、そういう事情に対応してくれるところの電話番号を教えてくれました。


すぐにその番号へかけました。

でも、「瀕死の猫の場合は、基本的に殺処分になってしまいます… それでもいいですか?」
と言われて言葉が出なかった。
ある程度、覚悟はしていたけれど…



助けたい場合はどこに問い合わせたら…?と問うと、ご自身で動物病院に連れて行くしかありません。との答え。

それを聞いて、また言葉を失う。


少し、考えます…
そう言って電話を切りました。





考えます、とは言ったものの
私にはどちらを選ぶこともできない。

だから、このまま何もできない。


動物病院にあの子を連れていってあげられるだけの余裕が、うちにはないのです。


きっと、皆さんが想像している以上に我が家はどん詰まりなので…


仮に助かったとして、うちで最後まで責任をもって育てることは できません。
飼い主が見つかるまでの間、保護してあげることも…


何もできない
見て、見ぬふりするしかない…


冷たいな…


悔しいな






でも、それが自然の摂理?というものなのでしょうか。

今回、たまたま目にしてしまったけれど
自然界では毎日どこかで、ひっそりと亡くなって土に帰ってゆく猫ちゃんもごまんといるのでしょうし…


そう、それはとても自然なこと…
心を痛めること自体、おかしなこと…



なんて、そうでも思っていなきゃ
悔しくて耐えられない。





私は無力です。

ごめんね、助けてあげられなくて。


どこかの、裕福な人の目にとまって 動物病院に連れていってもらえますように。




最近、どうして私に…?
というような出来事が起きる。


どうして私に声をかけたの?
私じゃなくて、もっとほかに それが出来る人がいるのに。


今日の猫ちゃんも、私じゃなくて もっと他の人に見つけてもらえたら、動物病院に連れてってもらえたかもしれない。



わりと人目につきやすい場所だと思うから、ほんと、誰か親切な人に助けてもらえないかな…

でも、あの弱々しさじゃ「もう助からない」って思われちゃうかな…



こんなこと、ここで書いてもどうしようもないですよね。

「何もできない」気持ちを振りまいちゃうだけだ。


ここを読んでくれている方には猫ちゃん好きな人が多いから、こういうときどうしたらいいのか 知ってる方もいるかなって、
何か有力な情報もらえるかなって思いもあったけれど、
たぶん、きっと これ以上は何もしてあげられないような気がする。

あぁ、無力だなぁ…




タオル越しに触れた猫ちゃん、まだやわらかくて暖かかった。
久しぶりに猫に触ったよ。ずっと触っていたかった。


雨がつよくならないといいんだけど…

アスファルトじゃあまりに冷たそう。
せめて、土の上に寝かせてあげたいな。


あとで息子をお迎えに行くときにもまた通る道だから、もう一度様子を見てみよう。
…見たところで、何もできないのは変わりないけれど。

誰かが連れ出してくれてたらいいな。




09.10.12:46記




【追記】09.11.11:03

その後、息子のお迎えのときに様子を見てみたのですが そのときには猫ちゃんの姿はありませんでした。
タオルごといなくなっていたので、きっと誰かが連れ出してくれたのだと思います。


もう一匹の子ねこちゃんの姿も、ありませんでした。
誰かが敷いてくれていたであろう新聞紙だけがそこに残っていました。

今朝見たときには、新聞紙もなくなっていました。



猫ちゃんたちがその後どうなったのか、私には知る由もないけれど
どうかしあわせでありますように…。



コメント、たくさんいただいて…
ありがとうございます(>_<)

少しずつお返事書きますね。ありがとうございます。

おかげで、私も元気になれました。


というか、私が元気を失くしてる場合じゃないですね。
ニュースで台風の被害を知って、びっくりしました。
かける言葉も見つかりません…

どうか皆さん、ご無事でありますように。