カンアオイとキノコバエの関係 | aoinisiki

aoinisiki

カンアオイ

キノコバエの仲間とカンアオイ


つい先日のことですが、スズカカンアオイの自生地にて、花を切り開いて観察しているとキノコバエ類の仲間である虫が寄って来ました。







暫く観察してみると花粉や子房部分に顔を近づけているようですが、はたして何をしているのでしょうか?






 動画を撮影しました。







カンアオイは、我々人間には、ほぼ感じない油性分による匂いを発しているものと思われます。このキノコバエ類であるむしは、その匂いに誘われて来た可能性が大ですね。










調べてみると、成虫としての寿命は短く、410日ほどで、幼虫は、一般に朽木の腐った部分や有機質に富んだ土 壌中の腐食物などを食べていると考えられると言う事ですが、成虫の食べ物については、何も記述は見つかりませんでした。それとも、ただ単に産卵の為に来たのでしょうか?




キノコバエについては、タマノカンアオイの花の花粉の運び主がキノコバエの仲間であることを、

菅原敬(首都大学東京.准教授)氏が1988年に発表されている。