先週ご紹介した湖南町の隠津島神社境内に

社叢の特色についての案内板があったので、メモ代わりに投稿します。

 

* * * * *

 

福島県指定天然記念物 隠津島神社社叢

 本社叢(神社の森)は、ミズナラ・サワシバ・アオダモなど山地帯畦畔林の植物が多くみられ、その種類は200数種にもおよんでいる。

 この地域は、数百年来、神域として斧を入れることなく、小規模ではあるが原生林の形態を示しており、ミズナラ・アオダモ・サワグルミの巨木の中には、目通り幹囲2.4メートルに及ぶものがある。また、ここにはヒメアオキ・ハイイヌガヤなど、日本海側型のブナ林の構成要素がみられ、この地域が日本海側型気候の支配下にあることを示している。

 隠津島神社社叢は、福島県内の代表的な社叢で、学術上も貴重なものである。本社は、延喜式内社と伝えられている。

 福島県教育委員会

 

* * * * *

 

郡山市湖南町は福島県のほぼ中央部に位置する郡山市の西端にあり、一部が猪苗代湖に面し、会津若松市や猪苗代町に接しています。

郡山市の他の地区とは奥羽山脈で隔てられ、市内で唯一豪雪地帯に指定されるほど雪が降る地域です。

 

郡山市は風が強いけれど、雪はあまり降らないので、やはり気候的には会津地方に近いのかもしれません。文化や風習なども会津に近い感じがします。

 

日本海側型気候のブナ林には、ヒメアオキ・ハイイヌガヤなどが多いのか…。

次から社叢の構成林にも注目してみよう♪

 

〈日本海側型気候とは?〉

本州の日本海側にみられる気候。 冬は雪が多く、夏は太平洋側より雨が少ないこと、春にフェーン現象がみられることなどが特徴。

〈引用元〉

https://kotobank.jp/word/日本海側気候-592674#:~:text=にほんかいがわ%E2%80%90きこう‥がは‥【日本,られることなどが特徴%E3%80%82

 

日本海側の気候の特徴は冬も降水量が多いこと。これはシベリアからの冷たい季節風が日本海を吹き抜けるときに、対馬海流により表面水温が上昇した水域から多量の水分を吸収し、日本列島の脊梁山脈を越える際に激しい上昇気流となって日本海側に多くの雪を降らせるからです。

〈引用元〉

https://www.nihonkai-nigiwai.com/know/

 

よろしければ、福島県郡山市湖南町の隠津島神社の記事もご覧ください♪