読書の秋におススメ | 青い森鉄道アテンダントのブログ

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青い森鉄道のアテンダントが沿線や青森の魅力をお伝えします!

こんにちは、青森駅 アテンダントの ふじ みねこ です。

先日の台風では、青森県でも甚大な被害があり、青い森鉄道でも運休や代替輸送等の影響がありました。被害にあわれました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

秋は台風の多い季節ではあるのですが、これ以上被害を受けるような台風がきませんように、お祈りするばかりです。





さて、最近はどんどん日も短くなって、空も高くなり、ぐっと秋めいてきました。

今日は「読書の秋」のトピックス、私のお勧めの本をいくつかご紹介します。



1冊目本 本屋さんで見つけて衝動買い 

       「青森の逆襲」



「群馬の逆襲」や「高知の逆襲」などが既に話題になった、地域活性化本「逆襲シリーズ」の青森版だそうで、福井次郎さんという方の著ですサブタイトルが「地の果てを楽しむ逆転の発想」で、「地の果て」という言葉が気になって、読み始めたらすっかり引き込まれて、一晩で読破してしまいました。



福井さんは青森県出身で、大学(早稲田大学)進学で上京し、その後、青森に戻り、学校の先生をされ、現在も大鰐在住だそうで、地元の新聞で連載を書かれていたこともあった方です。



冒頭で、青森ではフジテレビは見ることができないし、コンビニのセブンイレブンがない、遊園地や寄席などがないことに触れ、ないものが多い青森県民にとって、「家族総出でディズニーランドに行くことは、イスラム教徒のメッカ巡礼に匹敵する人生の一大行事・・・」とあり、その論調に、すっかりはまってしまいました。



県民の皆さんには「そうだ、そうだ」と、共感できる部分も多いでしょうし、私のような県外出身者には「青森って面白い!」と、興味深く思える1冊となるでしょう。

読みやすいので一気に読めますが、あまりの面白さに、徹夜してでも読みきりたくなるかもしれません。読み始める時刻にご注意下さい。



2冊目本 津軽弁の勉強にもなる? 

       「津軽三味線ひとり旅」


青い森鉄道の沿線・平内町が生んだビッグスター・高橋竹山さんの顔出しパネルのことを以前、ご紹介しましたが、その竹山さんの本を、先日、遅ればせながら読みました。



この本は約36年前に出された竹山さんの自伝ですが、正確には、竹山さんが語った言葉を、長年、竹山さんのプロデュースをしていた佐藤貞樹さんが聞いて、書きためていたものです。

竹山さんに聞いたとおり、竹山さんが話す、土地の言葉で書いてあるので、私にとっては津軽弁の勉強にもなりました。


高橋竹山(本名 高橋定蔵)さんは、2歳の頃の麻疹で半ば失明(後完全に失明)し、小学校もほとんど行かずにいましたが、14歳で隣村の師匠に住み込みで三味線を習い、門付け芸人として東北や北海道を回っていたそうです。


戦後、津軽民謡の成田雲竹さんの伴奏者となって、「竹山」の名をもらい、その後、これまでは民謡等の伴奏者としてでしか評価されていなかった津軽三味線を、芸術の域にまで高めたのでした。



竹山さんの人生には本当に様々な困難があり、それらを乗り越えたからこそ、彼の演奏には自信や輝き、強さがあるのではないかと思いました。 



竹山さんのことが良くわかるのはもちろんですが、楽しいエピソードも多く、読み物としてとても面白いので、秋の夜長におススメです。 



3冊目本 とにかく勉強になります!

      「あおもり検定公式テキストブック」


最後の1冊は、私が最近、最もよく読んでいる本です。と、いうのも、10月2日に行われる「あおもり検定」初級合格目指して、この本で目下勉強中なのです。



「読書」という感じではないかもしれませんが、この本は青森県の歴史、文化、観光について、詳しくまとめて書かれているので、検定対策以外にも、とても勉強になります。私のような県外出身アテンダントにとっては、バイブルのような1冊です。



「あおもり検定」は青森県の歴史、文化、観光、自然などの多分野にわたり、青森通を認定する検定試験で、初級は今回で4回目。他に中級、上級もあります。初級の試験は 「あおもり検定公式テキストブック」から100問の出題で全て択一式、70点以上で合格です。


既に初級、中級に合格している青い森鉄道 青森駅のSさんに、練習問題、過去問題をお借りして、日夜勉強に励んでいる私ですが、果たして合格できるかな? とにかく頑張ります!




今回ご紹介した本を読んでみようかな?と思った方は、お手数ですが、「アマゾン」などで検索してみて下さい。

あおもり検定公式テキストブックはこちらからどうぞ→あおもり検定公式ホームページ



 

ところで、夏の間、結構お褒めいただいた私たちアテンダントの夏服ですが、10月1日からは冬服に切り替わるので、夏服を着られるのも残りあとわずかとなりました。

ブログをお読みいただいている方の中には、青い森鉄道にご乗車いただけない方もおられるかと思うので、夏服の写真(青森駅1番線ホームにて)をご紹介して、今日はおしまいにします。


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今回も、長いブログにお付き合い下さって、ありがとうございました。それでは、また!