以前お付き合いしていた方で、大変エネルギーに寄った方がいた。

どういうことかというと、目の前の物理的なものや言葉よりも、

エネルギーを感じる方に長けている、というか、

そちらを多く採用している、といった感じである。

どうも表現するのが難しい。

 

例えばエピソードとして。

ブルースリーの「Don’t think. feel!(考えるな、感じろ!)」という名言がありますが、

私は彼に「感じるな!考えろ!」と言い放ったことがあります。

通常多くの人には名言の方を言いたい。でも彼だけは逆なんですね。

 

こんなこともありました。

私が彼のある行動が「嫌で嫌で仕方ない!」と悶々としていたことがありました。

そんな時はいくら連絡を取ろうとしても繋がらず、ますます悶々としていったのですが、

ある時ふと、どうでもよくなったんですね。

そうしたらそれから20分後に(その当時彼は20分ほど離れた所に住んでいました)

突然彼が現れ、「あなたのエネルギーが無理で来れなかった」などと言っていました。

どれだけ動物的なんだ!と驚きました。

 

彼は口にしていない声が聞こえてしまったり、

「言ってないよ」「言ったよ!」とラチがあきません。

聞こえたエネルギーの翻訳は聞いた人がするものなので、

どう受け止めるかで聞こえるセリフもエネルギーとズレがあるようでした。

ややこしい。なので私は、エネルギーよりもその人が選んで形にした「言葉」の方を

採用することにしています。

相手がまだ言葉が巧みでない子どもであれば、エネルギーの方で話したりもしますが。

動物はエネルギーの方でお話ししますよね。

 

多くの人が左脳優位になってしまった今の世の中で、

彼のような人は希少であり、また生きづらいだろうとも思います。

右脳優位であれば良い、というわけでもなく、

使う順番と採用バランスが大事なんですよね。

左脳は右脳の描くものを現実化する役割です。

右脳→左脳の順番が大切です。

でもその手前に、肚からの思いを叶えるのが脳です。肚→脳

この順番も外したら真の思いも成せません。

さらに女性性→男性性という順番もあります。

自分自身ど真ん中で生きていきたいのならば、外せない基本です。

 

エネルギーを意識しつつ、それをどう現実的に形にしていくのか。

その一連の流れがうまくできるように、幾度も体験を積み重ねていくのが、

私もずっとやっていることです。

 

『すべてはベストなタイミングで用意されている』