CSと診断され8年 たわいない日常を軸に

CSというフィルターを通して世界がどのように見えているのかを綴ります

CSの方も そうでない方も こういう人もいるんだなという感じで気楽に読んで下さいね

 

※このブログでは読みやすさを考慮し化学物質過敏症をCS(Chemical Sensitivityの略)と表記しています。

 

 

今年初投稿です。本年もよろしくお願いします。

 

 

昨年末、通販で壁掛け時計を買いました。

12種類の野鳥が鳴き声で時間を教えてくれるという機能付き。

 

元々自分の部屋に時計は置いていなくて、スマホで時間を確認するだけだったのですが、2024年はもっと時間を意識する年にしようと思ったからです。

 

 

 

昨年は思いの外、体調不良に悩まされた年でした。

 

去年って私何してたっけうーん?と思い出そうとしても何も思い浮かばない…ぼけー

 

特に夏頃なんて猛暑のせいもあったかもしれないけど、毎日のように体調不良(頭痛・吐き気・めまい・けん怠感等々)に悩まされて、

食料品や日用品を買いに出掛ける以外は、ほとんど外出しなかったんじゃないだろうか…

 

放送大学の勉強もぜんぜん進まなかったし(机に向かってPCをいじったり、ノートを取ったりすることすらしんどくて…ただ椅子に座っているだけの姿勢をキープするのにも意外と体力って要るんだなぁ…)

その日一日を何とかやり過ごすのが精いっぱいで…

 

でもそんな感じで毎日過ごしていたら、あっという間に一年二年過ぎてしまう、もう少し気を引き締めなきゃ!と思い部屋に時計を置くことにしました。

 

 

 

12羽の鳥さんが一時間ごとに可愛く鳴いて時をお知らせしてくれる電波時計ルンルン―――なんてメルヘンな想像をしていましたが、

 

…う………ん…

 

実際は思ったよりも電子的な鳴き声でした。それに、鳥さんとは思えないような声でジャーーッジャーーッって鳴くコ居るしセキセイインコ青…いまだにビクっ驚きてするときあるんだけど。

 

まぁそのうち慣れて愛着も湧いてくるかなニコニコ

 

 

 

家には私が生まれる前からのとても古い時計もあります。ぜんまい式の振り子時計。

 

 

昭和の時代にはどのお宅にもあったのではないでしょうか。

 

 

内側のラベルに42年3月25日の手書きの文字。おそらく昭和42年だから、57年前!に購入して、その後家を建て替えたりしてもずーっと変わらず家の居間と台所の真ん中に掛けられている時計。

 

有名メーカーのものではないし、木目も合板だし、決して高価なものではないけれど壊れずに時を刻み続けてる。昔の物ってすごいなぁ。

 

古いからもう要らないかって感じで捨てることもせず、使い続けている両親もすごいなぁと思う。

 

  

 

 

一秒一秒時を刻み続けて57年。この時計を眺めていると、目立たなくてもずっと変わらずにコツコツと何かを積み重ねていくこと、それは、

 

たくさんの人から賞賛されるような功績を残すことと同じぐらいすごいことなんじゃないだろうかって思えてきます。

 

 

 

 

私たちはいつも目に見える成果ばかりを気にしてすぐ得意になったり、しょっちゅう落ち込んだりする。

 

でも、何かを成し遂げるようなことがあっても、あるいはなかったとしても、そもそも生きているだけでみんなすごいんだよ!って時計が語り掛けてくれているような気がしました。