CSと診断され7年
CSを中心に日々感じたこと、思ったことなどを綴ります
最近の出来事、過去にさかのぼっての出来事
時系列ぐちゃぐちゃですが、出来るだけリアルにお伝え出来ればと思います
どうぞ、お付き合い下さいませ
※このブログでは読みやすさを考慮し化学物質過敏症をCS(Chemical Sensitivityの略)と表記しています。
この間、あまりにも頭が固すぎて香害を知らない&理解しようとしない医者に
「そーいえばぁ、今年の2月に国会で岸田総理が、香害について前向きなコメントをしていたんですけどぉ、ご存じでしたかぁ?
私、たまたま議事録をプリントした紙を持ってたんですけど、もしよかったら、お時間のある時にお読みになって下さい」と言って渡してきました。
『国のリーダーがこんなこと言ってますけど、知らないの?』的な空気を出しながら。
2月28日、参議院予算委員会で岸田文雄総理が香害について「必要な研究を進めるとともに、公的な場を始め様々な場における香りへの配慮の周知を進めていかなければならない」と発言しています。
CSさんや元から香害に関心のある方なら、こういった情報はどこかしらで知ることができると思うのですが、
まったく関心のない方にとっては、ほぼ知る機会はないのではないかと思います。わざわざ自分から調べたりはしないでしょうから。
そういった人達に偏見を持たれずに、正しく香害のことを知ってもらうためには、こちら側もそれなりの工夫や作戦が必要であろうと思います。
つい先日、ニュース番組を見ていたら、
アジア太平洋地域のジェンダー平等推進度、日本最下位という報道がありました。
中でも、リーダーシップ層の女性比率の低さはとりわけ深刻で、
CEO(最高経営責任者)が女性の企業は1位のシンガポールで14%だったのに対し、
最下位の日本では1%にも届かないということ。
前々から思っていたのですが、
もしも高残香性の柔軟剤を製造販売している企業の社長や上層部の人間に
女性が多く居たならば、とっくの昔に
『こんな危険な製品は即、製造中止にしよう!(もしくは最初から製造しない)』ってことになっていたんじゃないかと思います。
以前、日本消費者連盟のブックレット『香害110番』を読んでいて、気が付いたことがありました。
CSや香害の情報発信、電話相談や支援などを行っているNPO法人や市民団体は、
ほぼほぼ女性が中心となって運営されているということ。
ジャーナリストの岡田幹治氏の他は、女性の名前がズラリと並んでいます。
私が尊敬していたCS専門医のM先生も女性。
先生ご自身も軽度のCSだったそうです。
リブログさせてもらった、香害について発信されている獣医師も女性。
アメブロでお見かけするCSや香害について周知や啓発活動をしている方たちも、大半は女性。
香害について生活者の視点に立ち、より踏み込んだ発言をされている福島みずほ議員も女性。
CSを発症する人の割合が男性に比べ女性が多いのは、
女性の方が家庭で洗剤をよく使ったり、化粧品を多く使うため
体内に化学物質がより蓄積されるから、などと言われたりしますが、
そもそも男性と女性では、身体の仕組みに大きな違いがあります。
毎月の生理、妊娠・出産、更年期と、男性と比べはるかに日常的に体調の浮き沈みを経験する女性たち。
そういった女性たちの方が身の回りの危険な化学物質に、より敏感に反応したり、注意を払うようになる、
言い換えれば、女性の方がより危険を感知する能力が高くなるから、と言えるのではないかと思います。
↓P&Gはさすがにアメリカの企業とあって、女性のリーダーが多い印象ですが、
特徴的なのは、花王、ライオンの2社。
花王の向井千秋氏・桜井恵理子氏
ライオンの菅谷貴子氏・安江令子氏
女性の役員はそろって社外取締役という何とも不思議な構成。
ジェンダー平等推進の遅れは、社会のあらゆる所にひずみとなって現れます。
今、CSや香害、マイクロカプセルの環境汚染という悲痛で悲惨な形となり、
私たちの目の前に現れてきているのではないでしょうか。
厳しい出世競争に勝ち抜いてきた精神的にも肉体的にもタフであろう男性たちの基準で物事を進めることの危うさが、浮き彫りとなってきているように思います。
和歌山産の南高梅で梅酒を作りました。
甘酸っぱい、いい香りがします。
昨年作った梅酒。
梅酒には熟していない青梅を使うのが基本のようですが、
これぐらい黄色く熟している方が私は好きです。
芳醇な香りに仕上がります。
※通信制大学の試験日が近づいてきてそちらに集中したいと思いますので、ブログの投稿を7月下旬ごろまで休みます。(でも何か書きたくなって、それよりも早く更新することがあるかもしれませんが。)
では、また!