こんばんは。えの字です。

 

最近、娘との係わり方を見直したいな、と思うようになって

育児書を読んだりしています。

 

(娘がもっと小さい頃は、母親として右も左もわからなすぎて

情報を入れすぎると逆に迷ってしまいそうだったので,

育児書はほとんど読まずにここまできました。)

 

何冊かの本を読んだ中で、私にとっては気付きも多くて

取り入れやすい方法に出会ったのでシェアしてみます。

 

子育て中の人に限らず、身近な人への言葉掛けの参考にもなるのでは、

と思います(*^^*)

 

 

 

 

私が影響を受けたのはこちらの本。

■子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ 天野ひかり/著

 

 

 

著者の天野ひかりさんはEテレの『すくすく子育て』の

キャスターをされていた方なのだそう。

 

天野さんいわく“自己肯定感を育てることとは「器を大きくする」こと”

 

子どもが身につけるべき知識や情報、社会のルール、

他者とのコミュニケーションを「水」とするなら、それを受け止める「器」が

大きくて、深くて、丈夫でないと、水を注いでもすぐに溢れ出てしまいます。

 

親がするべきことは、この器(自己肯定感)を大きくすること。

でも多くのお母さんが、子どもの器を大きくする前に、

水(知識・情報・社会のルール)を注ぐことに一生懸命になっています、と

天野さんはおっしゃいます。

 

まず、この考え方にガツンとやられました。

めっちゃわかりやすい!

 

子育てをしているとあちらこちらで出くわす、

「自己肯定感を育む」という言い回し。

どうも抽象的というか、正直「そう言われましても…(困惑)」と思っていました。

この天野さんの考え方には納得!

こういうふうに考えればいいんだな、とスッと入ってきました。

 

“そして自己肯定感の鍛え方(器を大きくする方法)は、ただひとつ。

それは「親の言葉がけ」です”と本の内容は続きます。

 

 

 

 

だいぶ前置きが長くなりましたが、

ここからがシェアしたい具体的な言葉掛けのHow toです。

 

◆指示しない 禁止しない◆

 

「起きなさい」

「こぼさないで」
「早く着替えて」

 

母親がちいさな子どもについ言いがちなこれらぜんぶ

“指示”と“禁止”の言葉で、会話ではないそうです(´;ω;`)

 

では、どうするのか。

 

◆「~しなさい」(指示)は「レッツ」

「~しないで」(禁止)は「いいよ!」に言い換える◆

 

「起きなさい」は「起きよう」

「こぼさないで」は「いいよ!がんばって食べている証拠だね」

「早く着替えて」は「いいよ!ひとつひとつ考えながら着替えているんだね」

言い換えるとこうなります。

 

 

 

この方法を取り入れるようになって半月以上1か月未満なのですが、

「レッツ」は出来ても「いいよ!」が難しい。

 

子どもの出来ていることをまず認める、というのをしてこなかったんだな、と

気付かされました。

 

例えば学校のテストや宿題。

10問中8問が〇で、2問が×だったとする。

そのときに〇だった8問を良く出来ているね、と認めることをしないで

×だった2問だけにスポットを当てて指摘する、というようなことを

無意識にしていたな、と気付いたのです。

 

私の基準を満たす娘のがんばりは認めるけれど、

そうではない娘のがんばりは見てこなかったのかもしれない。

見えていなかったんだな、と。

 

娘のことが好きだし大切なはずなのに、この体たらく…。

ショックでしたが、気付けたのだからあとは改善していくだけ^^

 

 

レッツといいよ!の言葉掛けを意識することは私にとって

娘の出来ていることを見つけて認めること。

まだまだだけど、少しずつ自分の気持ちの変化を感じています。

 

最近思うのは、魔法のように物事が瞬時に好転するなんてないんだな、

ということ。

取り組みたいと思える課題に出会えたのだから、変化を楽しみながら

コツコツと続けていくつもりでいます(*^^*)