大仏開眼   全編・後編     池端 俊策 監督

  この歴史大河ドラマがNHK制作で作られたのは7年前になります、久し振りに見直してみました。

 奈良時代の盧舎那仏。この大仏が造られたのは1300年ほど前、天平時代のことである。
 日本の朝廷は、遣唐使と呼ばれた使節団を送り唐の文明を国家の確立をめざそうとした。
 遣唐使達は、命がけで海を渡り永い年月と苦難の末に日本に様々な文名を日本に持ち帰った、
 その一団の中に僧侶の玄昉と下級士官 吉備真備(吉岡秀隆)がいた。
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国を出て17年振りの帰国でした。真備の視界には人影はなく不気味な静寂に包まれた家々が点在していた。
地震で半壊状態の家に母と妹の細々とした暮らし。真備の英知を利用しようとする藤原仲麻呂、後に対峙す。

 仲麻呂に連れられて光明皇后の館 東院に招かれ阿倍野内親王の教育係を務めることになります

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 宮殿 大極殿(天平7年3月)帰国遣唐使の一団がズラリと立ち並んでいます、真備もその中にいる。
 聖武天皇は遣唐使達の労をねぎらわれ新しい仕事と身分を約束されました。
 
貴族と藤原一門との権力争いに唐においても高名な学者と名の知れた真備を味方側に引き込まんと悪巧み。

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真備は光明皇后の希望で内親王の教育係として時々野外講義にも。その時高僧と名の知れた行基と会う
行基の言葉(天の事は見ている他ない、しかしこの地の事は手を下せば思いは叶う 手を下す他ない

天平12年藤原博嗣が太宰府の兵を率いて反乱をお越した、真備(博嗣の乱を治める事は大君と皇太后様と
共にこの都をお捨てになる他ありません、朝廷をお移しになれば乱は意味を失いましょうから)

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聖武天皇が都を離れるのを皇太子が不安がるのを真備は私に考えがあります、ご案じなさいますなグッと。

その考えとは、一人丸腰で武装した大勢の兵士が殺気立っている仲麻呂の屋敷に乗り込みます。

真備   (私は右衛士監です、宮中の騒ぎを取り締まる者として、貴方を捉える。)
仲麻呂  (今貴方の命は私の手の中にある、これが最後です貴族を一掃し、一緒に新しい世を作るのです)
真備   (私は貴方と戦いたくない、反乱は思いとどまって欲しい、私は大君の命を受けて来た、藤原は
百年、千年 大君の敵となる!それでよろしいかハッそれでよろしければ斬るがいい、逆賊藤原仲麻呂ムキー
真備は刀を胸元に突きつけられても ひるまず藤原一門の運命を貴方が絶つことになる、それでよろしいか!

この場面、最高!!真備=吉岡さんカッコ良かったラブピンクハート真備の気迫に押された仲麻呂 壁にぶち当たる.


倒れ込んだ仲麻呂にひれ伏し(私は仲麻呂殿にその行列の先陣に立って頂きたい、そのお願いに参ったのです

  天平12年10月朱雀門を聖武天皇の列が粛々と門から出てくる、次の都が 
  定まらぬままの不安に満ちた旅の始まりでした。


                                                   後編につづく