クリスマスは伝統的な年中行事のため、
フィンランドには、フィンランドのクリスマスキャロルがたくさんあります。
初めてロヴァニエミでクリスマスを迎えたときは
日本でおなじみのアメリカのクリスマスの歌をあまり耳にしなくて
それまで持っていた「クリスマスの実感」がわからなかったけど
今では、すっかり「フィンランドのクリスマスの実感」がわくようになりました。
いくつもある中から
大好きな曲をご紹介。
シベリウスが作曲し、
Sakari Topeliusが作詞したものです。
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En etsi valtaa, loistoa,
en kaipaa kultaakaan,
mä pyydän taivaan valoa
ja rauhaa päälle maan.
Se joulu suo, mi onnen tuo
ja mielet nostaa Luojan luo.
Ei valtaa eikä kultaakaan,
vaan rauhaa päälle maan.
探しているのは 権力でも輝きでもない
黄金だって ほしくはない
ただ願うのは
空に光があることと
地上に平和が舞い降りること
それはクリスマスを呼んでくる
幸せをつれてくる
思いは神様のもとへ
権力でも 黄金でもない
ただ望むのは
地上に平和が舞い降りることだけ
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フィンランドのクリスマスの雰囲気を
これ以上ないくらい上手く表しているこの歌。
クリスマスとは、毎年自動的にやってくるものじゃない。
クリスマスとは、1人ひとりが
自分にとって安らかな
満たされたひと時を見つけること。
その瞬間がクリスマスなんだ、ということを
この歌から学んだ気がします。
これを学校や教会で
大人が
子どもが
みんなが
心をひとつにして歌う姿には
本当に心を打たれます。
オペラ歌手で、元Nightwishのボーカルの
Tarja Turunenの歌ったバージョンが
YouTubeにアップされてます。
http://www.youtube.com/watch?v=7P1R736imf0