この物語は伝説のシャンプー【エステシモシリーズ】を巡っての髪族達の死闘を描いた洒落である。
【第12話】シャンプーの行方!!真の持ち主は?!
「なんだ~~、やっぱり貴族共に追い出されて来たのか!?」
「違います!ルソーさん達のおかげで父の誤解も解けて、貴族の宝物のシャンプーもボクが譲り受ける事が出来たんです!!」
「お~~!!そうか!!」
「それは良かっな~~!!」
「それで、どうしても言いたい事がありまして!!」
「ルソーさんの側に置いてもらいたいんです!!」
「お~~!!仲間を探す手間がはぶけたぞ!」
「コピー、お前なら仲間になってくれるのは嬉しいぞ!」
「な~~んだ!やっぱり貴様共からはぶかれたんじゃ~~ね~か!?」
「す、すみません。」
「側に置いてもらいたいのはボクじゃなくて、、、」
「このシャンプーなんです」
「!?」
「でも、オメー、、それは親父さんの形見じゃねーか!?」
「確かに父さん形見で、大切なシャンプーです!ただ、このシャンプーをどうしようが全ての権利はボクにあるんです!!」
「このシャンプーは本当に必要としている方に使って欲しいんです!」
「ボクが持っていたのでは、父さんを思い出してしまい使えないと思うんです。」
「必要としている方に使って貰える、それこそがシャンプーにとっても父さんにとっても本当のあり方だと思います!!」
「コピー!!お前がそこまで言うんなら、ありがたく頂くぞ!」
「ところで、このシャンプーは伝説のシャンプー″エステシモ″なのか?」
「このシャンプーは伝説シャンプーではございません。」
「ただし、貴族達の中で大切に守られてきた素晴らしいシャンプーに違いはありません。」
「伝説のシャンプーに匹敵する″酸性石けん系のシャンプー″だと確信しています!」
「コピー!!ありがとな!!」
「お前の想いやオヤジさんの想いを受け取らせてもらうぞ!!」
「はい!!ボクは自分の夢の髪軍本部に入隊出来るように頑張ります!」
「にっしっしっし!!そしたら敵同士だな!」
「それまでお互いにがんばろうな!」
「次会ったとき容赦しね~~ぞ!」
「はい!!お互いに頑張りましょうね!!」
「では!気をつけて」
(敬礼)
「元気でな~~!!」
「ふ~~ん!!いいシャンプー見~~っけ!!」
続