この物語は伝説のシャンプー【エステシモシリーズ】を巡っての髪族達の死闘を描いた洒落である。
【第8話】あ然、、アミダレの能力!!
「ミズミズのスプレーヤーが弾かれた~~、、!!」
「バカだね~~!」
「サンカットの坊や、あんたの能力は【水】でしょ!?」
「私に効くわけがないだろうが!!」
「そうか!!ルソーさんの能力の【水】ではアミダレ様の能力の【シリコーン】には″水と油″の関係で弾かれてしまうんだ、、】
「いくらシリコーンが能力だって言っても何回も攻撃すりゃ~、いずれ効いてくるはずだー!!」
「くらえ~!ミズ~ミズ~の~~」
「マシンガン!!」
ツル~~ン
ツル~~ン
「何度やってもムダだよ!!」
「私の能力のシリコーンは長年蓄積されたシリコーン!!」
「何重の層になってるから取れっこないんだよ!」
「そっそんな~~、、、」
「ルソーさんでも敵わないのか、、」
「キャッハッハッハ!!」
「今度はこっちから行くよ~!」
「必殺!皮膜地獄」
ベタ~~
ベタ~~
「なんだぁ~~!?このベタベタは~~!?」
「お、、重、、い、、、」
「ルソーさーん!!!」
「シリコーンは蓄積される事により髪が重くなるんだよ!!」
「まだまだ~これからだよ~~」
「リターン!!」
ビリビリ
ビリビリ
「なっなんだ~~、今度は~~!」
「今までべっとり付いていたシリコーンが今度は剥がれて行く、、」
「しかも、既存のキューティクルも一緒に剥がしていってる、、!!」
「ぎゃ~~!!」
「髪が、、ボロボロになっていく~、、」
「どうだい!!」
「私の能力のシリコーンは!?」
「シリコーンは強力なコーティング剤なんだよ!!」
「車のポリマーみたいなもんなんだよ!吸着が激しい分、剥がれる時も健康なキューティクルも一緒に剥がしてしまうんだよ!」
「絶対絶命だ~、、、」
「ふんっ!黙って見てりゃ~~情けねーな~~!?」
「オレはこんな腰抜けの仲間になったつもりはないぞ、、」
「!?」
「なんだい!?髪賊狩りのソロ、、」
「私のシリコーンであんたも倒してやるかい!?」
「ふんっ!!」
「貴様を倒すには″この剣″が良さそうだな!?」
「!?」
「!?」
「、、、、、」