この物語は伝説のシャンプー【エステシモシリーズ】を巡っての髪族達の死闘を描いた洒落である。
【第7話】決闘!!シリコーン髪賊団
「やっと来たかい、サンカットの坊や!」
「随分と時間が掛かったようだが、界面活性剤の事なちゃ~~んとお勉強出来たのかい!?」
「ちゃんと界面活性剤について勉強してきたぞ!!」
「しかも仲間も増えたしな!!」
「仲間!?コピー裏切ったのかい!?」
「滅相もございません、、アミダレ様、僕は仲間にはなってません!!」
「じゃ~~誰が仲間になったって言うんだい、サンカットの坊や!?」
「!!!!」
「お前は、、まさか!?」
「あ~~!?」
「髪賊狩りのソロ!!!」
「にひひひ!!オレの仲間は剣士ソロだ!!」
「余計な奴まで連れて来やがって、、」
「ま~良いさ、髪賊狩りを倒せば私の株も上がるってもんだ!!」
「ごちゃごちゃ言ってね~でさっさとコピーから奪ったシャンプーを返せアミダレ。」
「コピーから奪った!?」
「ルソーさん!!!それを言っちゃ僕の存在がバレちゃいますよ!!!」
「!!!あ~~、そう言う事かい!!お前は私がハメてまんまとあの世に行ったバカなあの貴族の子供かい。」
「ハメた!?」
「あ~、そうだよ!酸性石鹸系のシャンプーを素直に譲らないから、私がハメたんだよ!」
「うるさーい、それ以上言うなー。」
「きゃっはっはっは!あの夜、貴族達の中で大切にされていてお前の父親が保管していたシャンプーが突然消えた!」
「それを知った貴族達は何の疑いもなくお前の父親が使ってしまったと断言した。」
「私がお前の父親の髪にこっそり、そのシャンプーの泡を少しだけ付けておいたからね~!」
「お前の親が使ったと思い込んだバカな貴族達は集団でお前の父親を縛り上げ猛獣のエサにしちまったって訳だ!!」
「こんなに上手くシャンプーを奪えるとは思ってもなかったよ!」
「バカな貴族達のおかげでね!」
「うっうぅぅ、、父さんは何も悪くないのに、、、」
「何の罪もない父さんの疑いを晴らす為にも、、シャンプーを返せ!アミダレ。」
「何を言ってるんだい!?コピー、返すわけないだろうが、キャハッハッハ!!」
「許さねー、、、」 「アミダレ、絶対に許さねーぞ!!」
「みずみずのスプレーヤー!!!」
ツル~ン!!
「!!!!」
「!!!!」
「!?」