２０１５年３月１３日。
予告通りに別れの日はやってきました。
伝統の長ナノ１８９系で走る快速「しなのサンライズ」号、最後の朝。
いつもより３０分ばかり早く家を出て、出勤前にちょっち寄り道・・・
183・189系 N101 快速「しなのサンライズ」
3601M 小諸 - 滋野
しなの鉄道朝の快速「しなのサンライズ」号が伝統の長ナノ１８９系で走る最後の日。
この列車を撮影するために何度も何度も通った「小諸の大カーブ」。
いつもの時間にいつもの姿で颯爽と春まだ遠いしなの路を駆け抜けて行く姿を
「小諸の大カーブ」王道画でぶち抜きます。
シャッター切りながら必死に手を振るあたしに手を挙げて応えてくれた運転手さん。
しかもこの後、タイフォーンのサービスまでしてくれて、ホントにありがとう。
注目されるコトもほとんどなく、そして地味にひっそりと迎える、ラストラン・・・
あたし的“３．１３”はこれで終えるはずだったのですけれど、
１８９系最後の定期運用の「妙高」５号を長野駅へ見送りに行きたいって
ふと思ったのはお昼休みの最中。
あれやこれやと色々悩んだあたしですけれど・・・
あたし的千両役者１８９系、その最後をしっかりと焼きつけたくて、
長野駅へとやってきちゃいました。
183・189系 N101 「妙高」５号 3325M
長野駅
伝統の長ナノ１８９系、そのラストランは19:37発の「妙高」５号直江津行き。
回送入線する直前から雨が落ち始めた長野駅。
それはまるで、惜別の涙のように・・・
183・189系 N101 「妙高」５号 3325M
長野駅
たくさんのファンたちに見守られながら最後のその瞬間を迎えようとする「妙高」５号。
駅員さんたちも総出で警備警戒にあたられてましたけれど、大きなトラブルや混乱もなく、
定刻通りに最後の信越国境へと旅立って往きましたわ。
新幹線で長野駅へと向かったあたしでしたけれど、
あたしが乗って来た列車の終点は長野駅だけれど、この列車は明日の朝から金沢まで走る。
でも、あたしが見送るこの列車は今夜は直江津まで行くけれど、明日からはもう走らない・・・
予告通りにやって来た“３．１３”を迎えたそれぞれの“それから”・・・